2026年7月21日(火)20:00更新
長崎屋シロギス142本、濱生丸マゴチ15本、ひらの丸タチウオ37本 — 真夏の東京湾が全面好調の1日
梅雨明け後の真夏日が続く東京湾は、小潮の穏やかな海況と水温28℃超の高水温が相まって、夏の主役たちが軒並み好調だった。とりわけマゴチは5船宿が出船し、濱生丸の竿頭15本は今季最高クラスの数字。シロギスは長崎屋が3日連続で竿頭100本超を叩き出し、タチウオもひらの丸が37本で気を吐いた。平日にもかかわらず21船宿以上が出船し、火曜日としては例外的な賑わいとなった。
今日の海況と釣果への影響
北東風1.2m/sで波0.44mと、真夏の東京湾としてはほぼベタ凪に近いコンディションだった。小潮のため潮流こそ控えめだったが、水温28.2℃の高水温が魚全体の活性を底上げした格好だ。特にマゴチ・シロギスといったボトム系の魚は、潮がゆるやかに動く小潮が逆に好条件となるケースが多い。
水温28℃台は7月下旬としては平年並みからやや高め。マゴチにとっては産卵後の荒食い期にあたり、エサとなるハゼやメゴチが浅場に集まる条件も整っている。タチウオも夕マズメに向けてベイトを追う活性の高さが目立ち、メーター超が各船で顔を出した。一方で小潮の緩潮はアジにとってはやや不利な条件だが、走水・三浦半島方面では地形の潮通しの良さに助けられ、好釣果が出ている。
現場の声
えさ政釣船店の船長によると、大貫沖のショウサイフグは「サバフグの群れを避ければショウサイが釣れる確率は高い」とのこと。こまめに誘いを入れた釣り人が数を伸ばしており、竿頭28本という好数字はその釣り方の差がはっきり出た結果だ。さらに2.8kgのトラフグという嬉しいゲストも飛び出した。
えさ政釣船店(ショウサイフグ船)
サバフグの目に入らなければショウサイフグが釣れる率は多い気がした。こまめに誘っている人は数が伸びた。久しぶりに2.8kgのトラフグも出た。
大貫沖はこの時期サバフグが多く、エサ取りとの攻防が釣果を左右する。手返しよく誘いを入れるテクニカルな釣りが竿頭28本という数字に繋がったと考えられる。トラフグ混じりはこの海域ならではのボーナスだ。
こうゆう丸(ショートタチウオ船)
朝イチは沖へ。ドラゴンも混じりポツポツ。ハマった人は連チャンで。ラスト2時間は安浦の港前を探索。今日は安浦でドラゴン多数、釣れればドラゴン級・メーター級主体。
こうゆう丸の船長コメントからは、沖と港前で二段構えのポイント選択が功を奏したことがわかる。128cmのドラゴンサイズが混じるなど良型主体で、竿頭27本はタチウオとして好調の水準。安浦エリアでドラゴン級が多かったという情報は、今後の釣行先選びの参考になる。
えさ政釣船店(マダコ船)
根掛かり少なめなポイント主体に探った。粘りに粘るとパラパラ釣れ、またしばらくシーンの繰り返し。今日はじっくり粘り作戦。竿頭8杯、2番手4杯、オデコも数名。
マダコは小潮の緩い潮にムラが出やすく、タコの活性が上がるタイミングを見極める「待ちの釣り」が求められた。オデコが出てしまう日は、ポイント移動のタイミングと粘りのバランスが釣果を分ける。
魚種別コンディション
マゴチ
爆釣竿頭15本はマゴチとしては文句なしの爆釣水準。5船宿が出船し、濱生丸が竿頭15本、鶴が竿頭12本(船中合計36本)、一之瀬丸が竿頭10本(最大63cm)、新明丸が竿頭10本(船中合計12本)と上位4船がすべて二桁到達。濱生丸は直近7日間で竿頭10〜15本のレンジを維持しており、連日好調が続いている。水温28℃台の高水温で産卵後の荒食いが本格化し、エサのハゼが浅場に集結していることが高活性の主因だ。
シロギス
爆釣長崎屋の竿頭142本は100本超えの爆釣ライン。前日159本、一昨日158本からやや下がったものの、3日連続100本超は圧巻の安定感だ。船中の最低が57本という点も見逃せない。弁天屋が66本、黒川丸が55本と他船もまずまず以上を記録。この時期の砂地ポイントにキスの群れが厚く入っており、当面はこの好調が続く見通しだ。
タチウオ
爆釣8船宿が出船し、竿頭20本超が5船という全面的な好調ぶり。ひらの丸が竿頭37本、つり幸が36本、弁天屋・こうゆう丸・鴨下丸がそれぞれ27本と厚い出船陣すべてが好調に乗っている。ひらの丸は先週17日の竿頭46本からは落ちたが、20本超えの爆釣基準は楽にクリア。128cmのドラゴン級がこうゆう丸と一之瀬丸で出ており、サイズも申し分ない。ベイトの回遊が活発な盛夏らしい釣況だ。
アジ
好調9船宿が出船し、竿頭50本超が4船。鈴福丸は竿頭63本で前日の35本からほぼ倍増、最低でも25本と全員がツ抜けどころか大漁を持ち帰った。黒川丸54本、政信丸53本、ミナミ釣船49本と各エリアで好釣果が並んだ。三浦半島方面では38cmの良型も混じり、サイズ・数ともにアジとしては好調の水準。小潮の緩やかな流れは本来アジには不向きだが、水温の高さがカバーした形だ。
ショウサイフグ
好調えさ政釣船店の竿頭28本はショウサイフグとして好調の上限に近い数字。前日の竿頭10本から大幅アップで、直近1週間でも最も高い竿頭を記録した。新明丸は竿頭12本(船中合計5本)と船によるムラはあったが、こまめに誘いを入れる手返しの良い釣りが数字を伸ばすカギだったと船長もコメントしている。大貫沖ではサバフグとの棲み分けが釣果を左右する点に注意が必要だ。
マダコ
好調9船宿が出船した夏の人気ターゲット。豆やが竿頭14杯で前日の8杯から大幅アップ、一之瀬丸が12杯、野毛屋・新明丸が9杯と好調水準の船が並んだ。ただしオデコが出た船宿もあり、タコ特有のポイントとタイミングの当たり外れが大きい日でもあった。水温が高く活性自体は良好で、粘り強く底を探る釣りが結果に繋がっている。
イサキ
まずまず出船は一之瀬丸の1船宿のみ。竿頭33本で前日の32本とほぼ横ばい。34cmの良型も混じり、夏イサキらしい脂の乗ったサイズが揃った。最低4本と船内差はあるが、全員が型を見ており安定感がある。
スルメイカ
やや渋い萬栄丸の竿頭14本は、前日の48本から大きく落ち込んだ。群れの回遊にムラがある時期で、日によって当たり外れが出やすい状況だ。42cmの良型は揃っているため、群れに当たれば型物が期待できる。
船宿スコアボード
| 船宿 | シロギス | アジ | タチウオ | マゴチ | ショウサイフグ | マダコ | その他 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 濱生丸 | — | — | — | 竿頭15 | — | — | — |
| 長崎屋 | 竿頭142 | — | — | — | — | 竿頭8 | — |
| 鈴福丸 | — | 竿頭63 | — | — | — | — | — |
| ひらの丸 | — | — | 竿頭37 | — | — | — | — |
| つり幸 | — | 竿頭30 | 竿頭36 | — | — | 竿頭5 | — |
| 一之瀬丸 | — | 竿頭38 | 竿頭23 | 竿頭10 | — | 竿頭12 | イサキ33 |
| 黒川丸 | 竿頭55 | 竿頭54 | — | — | — | — | — |
| 鶴 | — | — | — | 竿頭12 | — | — | 船中36本 |
| 政信丸 | — | 竿頭53 | — | — | — | — | — |
| ミナミ釣船 | — | 竿頭49 | 竿頭7 | — | — | 竿頭4 | — |
| 弁天屋 | 竿頭66 | 竿頭19 | 竿頭27 | — | — | — | — |
| えさ政釣船店 | — | — | — | — | 竿頭28 | 竿頭8 | — |
| 新明丸 | — | — | — | 竿頭10 | 竿頭12 | 竿頭 |