2026年7月15日(水)20:00更新

粂丸アジ108本、吉野屋タチウオ50本、長崎屋シロギス113本。大潮で三大ターゲットが同時に爆発した水曜日

  • MVP: 粂丸マアジ竿頭108本・最大30cm)
  • 爆釣魚種: タチウオ(11船宿で竿頭50本)、シロギス(6船宿で竿頭113本)、マアジ(12船宿で竿頭108本)
  • 海況: 大潮・波0.6m・東北東1.0m/s(良好)
  • 明日の判定: △要注意(降水確率76%・雨模様の予報)

7月15日の東京湾は大潮初日の大きな潮流が効いて、アジ・タチウオ・シロギスの三大夏ターゲットが揃って好釣果を叩き出した。風は東北東1m/s、波0.6mと穏やかで、釣りやすさの面でも恵まれた1日。平日にもかかわらず多くの船宿が出船し、夏の東京湾の底力を見せつける結果となった。

今日の海況と釣果への影響

天気晴れ
気温28.9℃
水温25.2℃
東北東 1.0m/s
0.58m
潮回り大潮

大潮初日(月齢1.1)で潮の動きが大きく、特に午前中の上げ潮から干潮(11:29)にかけての時間帯にベイトが動き、フィッシュイーター系の活性を引き上げた。南東の弱い風で海面は終日穏やか。かめだやの船長も「南東弱い、波0〜0.5m」と好コンディションを報告している。

水温25.2℃は7月中旬としては平年並みの水準。この温度帯はマアジの群れが安定して湾内に定着するレンジであり、同時にタチウオの捕食行動も活発化する。シロギスにとっても産卵後の体力回復期にあたり、盛んにエサを追う時期と一致する。さらにマダコは浅場の根回りで高活性を維持しており、複数船宿で竿頭2ケタを記録した。

潮色は「薄濁り」との報告があり、適度な濁りがエサ釣り系のターゲットには好条件として作用した。澄み潮になりすぎるとシロギスやアジはラインを警戒しやすいが、今日はその心配がなかった。一方、かみやの夜アナゴ船では「潮色澄み気味」が悪影響を及ぼしたと船長が振り返っている。

現場の声

かみやのマダコ船では、近場周辺からスタートし開始直後から乗りが出て好発進。中盤には「怒涛の4連釣」シーンもあり、船中196杯という圧倒的な数字を叩き出した。船長は「船中総数も200杯近くまで伸びて文句なしの1日」と満足のコメントを残している。

かみや(マダコ船)

開始直後からご対面があり好発進。2〜3人同時ヒットシーンもあり早々にオデコ解除。ポイント開拓で大きく移動後も間を空けながら着実にゲットを重ね、船中総数200杯近くまで伸びて文句なしの1日。

一方、同じかみやの夜アナゴ船は苦戦。木更津沖から攻めたが潮色が澄み気味でアタリが遠く、6か所を転戦しても好転しなかった。シーズン終盤の厳しさに加え、大潮の速い流れがアナゴには不利に働いた。

かめだや(シロギス船)

盤洲沖の水深5〜10mで良型多く、一日ポツポツと好調に釣れた。潮色薄濁り、南東弱風。

かめだやのシロギス船は盤洲沖の水深5〜10mという浅場で展開。薄濁りの潮が好条件となり、良型交じりで終日アタリが続いた。一方、同船のLTアジ船は富岡沖17〜22mで反応が出ても口を使わない難しい展開だったと報告されている。水温26.2℃と高めで、アジの食いムラが出やすい状況だったと推測される。

こうゆう丸(タチウオ船)

安浦ドラゴン狙いメインに立ち回り。中盤は沖の船団へ合流し、ドラゴン・ドラゴン級が多数混じった。大型のヒットは途中でバレてしまい船に上がらず。

こうゆう丸は三浦半島東側の安浦エリアでドラゴン級(指5本幅以上、概ね120cm超)を狙う展開。最大127cmが上がったものの、竿頭13本で「好調」の下限にとどまった。大型はバラシが多かったという報告から、活性はあるがフッキングが難しいコンディションだったことがうかがえる。

魚種別コンディション

マアジ

爆釣
竿頭 108 粂丸
最大 38 cm 石川丸

12船宿が出船し、竿頭108本は「アジとしては爆釣」の水準。粂丸は7/10の101本、7/11の157本に続いて今週3度目の100本超えを記録しており、横浜沖の群れが安定して居着いている。第二泉水が68本、弁天屋が57本、黒川丸が56本と複数船宿で50本超え。大潮の潮流でプランクトンが動き、それを追うアジの群れが各ポイントに集結した。ただしかめだやは竿頭35本、政信丸は5本と船宿・エリアによる差も大きく、群れの当たり外れが釣果を左右した。水温25〜26℃台はアジの適水温ど真ん中であり、今後も安定した釣果が期待できる。

タチウオ

爆釣
竿頭 50 弁天屋 / 深川吉野屋
最大 130 cm ひらの丸

11船宿が出船し、弁天屋深川吉野屋がともに竿頭50本で並んだ。タチウオとしては文句なしの「爆釣」。弁天屋は前日33本から50本へ大幅アップし、吉野屋も直近1週間の竿頭45〜50本の高水準を安定して維持している。吉久が48本、中山丸が47本、ひらの丸が44本と、湾全体で40本超えが続出した。ひらの丸では130cmの良型が出ており、サイズも申し分ない。大潮の速い潮流がベイトを寄せ、タチウオの食いスイッチを入れた格好。今シーズンの東京湾タチウオは完全にハイシーズンに突入している。

シロギス

爆釣
竿頭 113 長崎屋
最大 24 cm つり幸

6船宿が出船し、長崎屋が竿頭113本で堂々の3ケタ超え。「シロギスとしては爆釣」の水準に到達した。長崎屋は7/12の121本、7/11の134本と今週ずっと100本前後を維持しており、横浜沖の群れが極めて濃い。須原屋も109本で2船宿が100本超え。かめだやは84本ながら「良型多くポツポツ好調」と船長が太鼓判を押しており、質の面でも上々。盤洲沖の5〜10m前後という超浅場での展開が中心で、大潮でエサが動くタイミングに連掛けが期待できた。梅雨明けに向けて群れの密度がさらに上がる可能性が高い。

マダコ

爆釣
竿頭 20 かみや
船中合計 196 かみや

かみやが竿頭20杯・船中196杯という圧倒的な数字を記録。7/13の竿頭11杯から大幅アップし、「マダコとしては爆釣」と言い切れる。12船宿がタコ船を出しており、長崎屋が13杯、吉久豆やがともに11杯と好調が続く。大潮の潮流で根回りの活性が上がり、開始直後から乗りが出るパターンだった。船長コメントの「怒涛の4連釣」が示すとおり、ハマれば連続ヒットが狙えるコンディション。夏タコシーズン本番の活況を呈している。

マゴチ

爆釣
竿頭 14 濱生丸
最大 59 cm 一之瀬丸 / 濱生丸

3船宿が出船し、濱生丸が竿頭14本という驚異的な数字を叩き出した。「マゴチとしては爆釣」どころか、シーズン屈指のハイスコア。一之瀬丸が竿頭10本(38〜59cm)、新明丸が竿頭10本(36〜54cm)と全船宿で8本超え。濱生丸は7/11にも竿頭10本を記録しており、横浜根岸エリアのマゴチが完全に食いの立つ状態に入っている。水温25℃台はマゴチの最適温度帯であり、エサのハゼやメゴチの動きも活発。大潮の底潮がしっかり効いたことで食い気が持続した。

ショウサイフグ

やや渋い
竿頭 10 野毛屋
最大 46 cm 野毛屋

野毛屋が竿頭10本で最大46cmの良型を記録したが、ボウズも出ており船内のバラつきが大きい。「ショウサイフグとしてはやや渋い」水準。新明丸は竿頭6本・船中10本にとどまり、7/13の竿頭16本(新明丸)から大幅ダウン。大潮で潮が速すぎたことがフグの繊細なアタリを取りにくくした可能性がある。ただし野毛屋の46cmは今週最大クラスで、型狙いには魅力的な1日だった。

クロムツ

まずまず
竿頭 30 萬栄丸
最大 41 cm 萬栄丸

萬栄丸が内房沖で竿頭30本(27〜41cm)を記録。前日14日の竿頭17本から大幅にアップした。クロムツは独自の好調基準が設定されていないが、30本は数としてはまずまずの好釣果。27〜41cmとサイズの幅がある点から小型の若魚が多く混じった可能性があるが、数で楽しめる展開だった。

船宿スコアボード

船宿マアジタチウオシロギスマダコマゴチその他
粂丸竿頭108
弁天屋竿頭57竿頭50竿頭57
深川吉野屋竿頭50
吉久竿頭48竿頭11
つり幸竿頭12竿頭48竿頭46竿頭8
中山丸竿頭47
ひらの丸竿頭44
長崎屋竿頭113竿頭13
須原屋竿頭30竿頭109
かめだや竿頭35竿頭84
第二泉水竿頭68竿頭8
黒川丸竿頭56
海福丸竿頭40
かみや竿頭20(船中196)アナゴ竿頭10
濱生丸竿頭14アナゴ竿頭20
一之瀬丸竿頭5竿頭10
新明丸竿頭5竿頭10(船中11)フグ竿頭6
野毛屋フグ竿頭10
教至丸竿頭27
林遊船竿頭6クロダイ竿頭14
萬栄丸