2026年7月14日(火)20:00更新

ひらの丸タチウオ43本で爆釣、濱生丸マゴチ12本が光った大潮の火曜日

7月14日の東京湾は、大潮初日の強い潮流が魚を動かした。午前中は南東の微風で海面はほぼベタ凪。水温25.2℃と盛夏らしい温度帯に達し、タチウオ・マゴチ・アジの3魚種がそろって高い活性を示した。特にタチウオは湾奥から富津にかけて広く群れが入り、ひらの丸の竿頭43本は今週最高値。平日にもかかわらず当たりを引いた釣り人は大正解だった。

今日の海況と釣果への影響

天気一部曇り
気温28.0℃
水温25.2℃
南東 1.1m/s
0.44m
潮回り大潮

南東の風1.1m/sと、7月としてはこれ以上ない穏やかさだった。瞬間最大でも7.4m/sにとどまり、終日を通じてうねりもほぼゼロ。波高0.44mのベタ凪は小型船でも快適に釣りができた条件で、各船宿が積極的にポイントを広範囲に探れた。

水温25.2℃は前週から約1℃上昇し、夏パターンが完全に定着した水域だ。タチウオにとっては活発にエサを追う適温帯のど真ん中。マゴチもエサとなるハゼ類やメゴチが浅場に集まりやすくなっており、この水温上昇がダブルで釣果を押し上げた。大潮初日で干満差が大きく、とりわけ午前の下げ潮が効くタイミングで各魚種にアタリが集中する傾向が見られた。

現場の声

船長コメントからは、条件が良い中でも繊細な駆け引きが求められた現場の姿が浮かぶ。

こうゆう丸

安浦ドラゴン狙いで出船。上がってくるイワシが粉々になる場面が多く、大型タチウオの気配は十分。ただし昨日よりテクニカルで、掛けても取り込みでバラすケースが続出。それでも132cmのスーパードラゴン、124.5cm・120cmの大型をゲットした人もいた。

こうゆう丸船長の「イワシが粉々」というコメントは、メートル超えの大型タチウオが海中でベイトを強く噛み砕いている証拠。群れは確実にいるが、掛けてからの引きが強烈で、ドラゴン級ほどバラシのリスクが高い。竿頭10本と数こそ前日の20本から半減したものの、132cmのスーパードラゴンが出たサイズ面の価値は極めて高い。安浦沖の大型狙いは技術勝負の様相を呈しており、タックルと取り込みの技量が釣果を大きく左右する局面だ。

えさ政釣船店

大貫沖・水深6mで狙うも海水が真っ青で当たりが少なく、移動を繰り返す展開。忘れた頃にフグが上がってくる感じだった。マダコは各所を転々と拾い釣り、500g〜1kg前後の良型が目立った。

「海水が真っ青」という表現は、潮が澄みすぎてショウサイフグの警戒心が上がっている状況を示す。大潮で潮が動いた反面、水の透明度が上がりすぎるとフグには逆効果になることがある。一方、マダコは500g〜1kgの良型が拾えており、こべりを超えられずにバラしたケースもあったことから、キロ級の型物が底に張り付いていた様子がうかがえる。

魚種別コンディション

タチウオ

爆釣
竿頭 43 ひらの丸
最大 132 cm こうゆう丸

竿頭43本はタチウオとして文句なしの爆釣水準。ひらの丸は前日の竿頭36本から43本へと週間ベストを更新した。5船宿が出船し、弁天屋が33本、鴨下丸が30本、石川丸が18本と軒並み好成績。こうゆう丸は数こそ10本だが安浦沖で132cmのスーパードラゴンを仕留めており、数もサイズも両立した1日だった。大潮の強い流れがイワシの群れを集めたことが爆発の主因と見られる。

マゴチ

爆釣
竿頭 12 濱生丸
最大 54 cm 新明丸

竿頭12本はマゴチとして爆釣の水準。濱生丸は前日の竿頭8本から12本へ大幅アップし、今週最高値を叩き出した。新明丸も竿頭10本(最大54cm・船中合計18本)と好調で、2船宿そろっての二桁到達は盛夏のマゴチパターンが完全に回り始めた証拠だ。水温25℃台でエサのハゼ類が活発に動き、大潮の下げ潮でフラットフィッシュの捕食スイッチが入った。

マアジ

好調
竿頭 73 野毛屋
最大 38 cm 鈴福丸

竿頭73本はアジとして好調の水準。野毛屋は前日の竿頭121本から73本へ落ちたものの、粂丸が60本、弁天屋が57本と8船宿中6船宿が30本超えを記録。粂丸は前日の140本には届かなかったが安定して50本以上をキープしており、群れの厚みは変わらない。鈴福丸では38cmの良型も出て、サイズ面でも食卓向けの太いアジが狙えている。

シロギス

好調
竿頭 73 林遊船
最大 24 cm つり幸

竿頭73本はシロギスとして好調ライン。林遊船は7/12の竿頭150本からは落ちたが、安定して50本以上のペースを維持している。弁天屋が57本、つり幸が35本で、3船宿いずれも底釣り20本以上と手堅い結果。盛夏の浅場でキスが活発に動く時期に入っており、初心者でもツ抜けが狙いやすい好コンディションが続いている。

マダコ

好調
竿頭 13 えさ政釣船店新明丸

竿頭13杯はマダコとして好調の水準。えさ政釣船店新明丸がともに最大13杯で並んだ。長崎屋が9杯、豆やが8杯と4船宿が出船。えさ政船長によれば500g〜1kgの良型が目立ち、キロ級のバラシもあったという。大潮で底潮が効いてタコの活動が活発化した結果と見られる。

ショウサイフグ

やや渋い
竿頭 9 野毛屋
最大 38 cm 野毛屋新明丸

竿頭9本はショウサイフグとしてやや渋い評価。えさ政釣船店船長が指摘したとおり、海水が澄みすぎてフグの警戒心が高く、アタリが遠い展開だった。前日の新明丸竿頭16本、えさ政釣船店竿頭14本と比べると大幅ダウン。38cmの良型は出ているためポテンシャルはあるが、潮色が変わるまではテクニカルな釣りが求められそうだ。

クロムツ

まずまず
竿頭 17 萬栄丸
最大 47 cm 萬栄丸

萬栄丸が内房沖で竿頭17本(31〜47cm)を記録。7/9の竿頭9本から大きく伸びた。同船ではスルメイカも竿頭12本が出ており、深場の潮が効いたことで中深場の回遊魚に好影響が出たと見られる。

マダイ

厳しい
竿頭 2 野毛屋

竿頭2本はマダイとしてまずまずの評価だが、0〜2本の釣果幅でボウズも出ており厳しい日だった。前日も0〜1本で推移しており、盛夏の高水温期にマダイの食い渋りが続いている状況だ。

船宿スコアボード

船宿タチウオマアジシロギスマゴチマダコフグ
ひらの丸竿頭43
弁天屋竿頭33竿頭57竿頭57
鴨下丸竿頭30
石川丸竿頭18竿頭34
こうゆう丸竿頭10
野毛屋竿頭73竿頭9
粂丸竿頭60
つり幸竿頭48竿頭35
黒川丸竿頭35
鈴福丸竿頭29
林遊船竿頭28竿頭73
濱生丸竿頭12
新明丸竿頭10竿頭13竿頭6
えさ政釣船店竿頭13竿頭8
長崎屋竿頭9
豆や竿頭8
萬栄丸

MVP: 本日最も好成績を収めた船宿

本日はタチウオ船が5船宿出船し、ひらの丸が竿頭43本で圧倒的トップ。富津沖の浅場に群れが濃く入っていたことがこの数字の背景にある。アジは8船宿が出船し、野毛屋粂丸の横浜〜金沢八景エリアが強かった。マゴチは濱生丸新明丸の2船宿がそろって二桁に乗せ、横浜根岸〜鶴見エリアの底物が絶好調であることを裏付けた。

明日と今後7日間の予報

明日7/15(水)は大潮2日目。風は最大7.4m/sとやや強まる予報だが、波は0.6m台で出船に支障はない。潮がさらに大きく動くため、タチウオとアジは今日と同等以上の釣果が期待できる。朝の満潮04:37から下げに入るタイミングが勝負どころだ。週末の7/18(土)〜7/19(日)は中潮で降水確率が高めだが、風・波ともに出船可能レベル。雨を気にしなければ十分に狙える条件が揃っている。

日付気温風速波高判定
7/15(水)25〜27℃最大7.4m/s0.66m大潮◎釣り日和
7/16(木)25〜27℃最大7.0m/s0.70m中潮○まずまず
7/17(金)24〜28℃最大3.2m/s0.30m中潮◎釣り日和