2026年7月9日(木)20:00更新

海福丸マアジ125本、吉野屋タチウオ45本 — 夏の東京湾が全面高活性の1日

  • MVP: 海福丸マアジ竿頭125本・最大38cm)
  • 爆釣魚種: マアジ(11船宿で50本超が続出)、タチウオ深川吉野屋45本・吉久35本)
  • 海況: 中潮・波1.2m・南1.8m/s(好コンディション)
  • 明日の判定: ○まずまず

梅雨の晴れ間が続いた木曜日、東京湾は全域で魚の活性が上がった。水温24.6℃の温かい海水が回遊魚の食いを刺激し、アジ船は軒並み竿頭50本超を記録。タチウオも湾口部を中心に爆釣モードに入り、シロギス・クロダイ・マアナゴまで幅広い魚種が顔を出す「夏の東京湾らしい」充実した釣りが展開された。

今日の海況と釣果への影響

天気晴れ
気温22〜25℃
水温24.6℃
南 1.8m/s
1.2m
潮回り中潮(長潮明け)

南風1.8m/sと穏やかで、海面のうねりも1.2mと許容範囲内。長潮から中潮へ切り替わるタイミングで潮の動き始めが重なり、午前中後半から潮が効き始めた船宿が多かった。風が弱い分、仕掛けの操作性が良好で、繊細な誘いが必要なタチウオやフグにもプラスに働いた。

水温24.6℃は7月上旬としては例年並みからやや高め。この水温帯はマアジ・タチウオ・マアナゴといった夏のターゲットが最も活発に動く好適ゾーンにあたる。盛夏に向けて水温がさらに上昇すれば、シロギスやマゴチも一段ギアが上がる可能性を残している。

現場の声

各船宿の船長コメントからは、ポイント選びの試行錯誤と魚の気まぐれな動きが読み取れた。特にタチウオは場所によって反応の出方に差があり、粘り強く探った船に軍配が上がった形となる。

こうゆう丸(タチウオ船)

朝イチは港前を探索、長さは足りないが太いタチウオをゲット。沖に出た当初は反応があっても型を見る程度だったが、次第にアタリが増加し攻略できた人はポツポツと数を伸ばした。ラストは港前に戻りドラゴン級を追加。特大クラスもヒットしたがテンヤ針が伸びてバラシも発生。

港前と沖を使い分ける展開は、潮の効くタイミングで魚の居場所が変わるタチウオの典型的なパターン。朝は浅場で太い個体、潮が効いてから沖で数を稼ぎ、ラストに再び浅場でドラゴン級という「時合いの移り変わり」が明確だった。竿頭30本・最大112cmという結果がそれを裏付けている。

えさ政釣船店(ショウサイフグ船)

大貫沖の水深6m。濁りがあり当たる気配はあったが潮の流れがなく、投げて誘った人に釣果が偏った。全員安打は達成。

潮が動かない状況では待ちの釣りでは食わせきれず、自ら仕掛けを投げて広範囲を探る「攻めの釣り」が奏功した。水深6mの浅場で全員GETという結果は、魚のストック自体は豊富であることを示唆しており、潮が動けば一気に釣果が跳ね上がるポテンシャルを感じさせる。

かみや(夜アナゴ船)

今季初の深めのポイントを試したが期待ほど伸びず。昨夜までの好ポイント周辺で攻めていない場所へ大きく移動し、白焼きサイズや特大を交えて持ち直した。船中62本。

かみやのアナゴは前日の船中55本から62本へ微増。7/5の船中177本、7/4の210本と比べるとやや低調な推移が続いている。船長が「昨年の今頃を思えばそんなもん」と語っている通り、ハイシーズン前半の調整局面と見るのが妥当だろう。新規ポイント開拓がハマれば再び三桁も期待できる。

魚種別コンディション

マアジ

爆釣
竿頭 125 海福丸
最大 43 cm 鈴福丸

竿頭125本はアジとして文句なしの爆釣水準。海福丸は前日の竿頭80本から125本へ大幅上積みし、週間でも最高値を更新した。粂丸が99本、政信丸が93本、深川吉野屋が91本と11船宿中7船宿で50本超を記録。三浦半島東側では鈴福丸が最大43cmの尺超え良型を交え、サイズ面でも充実した。水温24℃台でアジの群れが湾内に留まっており、数・型ともに今季最高レベルの好機が続いている。

タチウオ

爆釣
竿頭 45 深川吉野屋
最大 128 cm 教至丸

竿頭45本はタチウオとして爆釣。深川吉野屋は前日の50本からやや下げたものの依然として驚異的な数値を維持している。吉久が35本、こうゆう丸が30本、教至丸が26本と5船宿すべてが爆釣〜好調ラインに入った。教至丸では128cmのドラゴン級が登場し、こうゆう丸でも112cmのメーター超が複数出ている。湾口部にタチウオの群れが滞留している印象で、腕の差が出やすい魚種ながら今週は「行けば釣れる」状態が続いている。

シロギス

好調
竿頭 83 須原屋

須原屋が竿頭83本で好調の水準を記録。前日は69本だったため、約20%の上積みとなった。今日シロギスの出船データがあるのは須原屋のみだが、週間データでは長崎屋が7/8に135本、かめだやが7/3に101本と爆釣水準を出しており、湾全体でシロギスの魚影は濃い。盛夏に向けてさらに数が伸びる季節であり、これからが本番と言える。

クロダイ

好調
竿頭 26 林遊船

林遊船が竿頭26本と驚きの数字を叩き出した。前日7/8の竿頭11本から倍増以上の伸びで、直近1週間では断トツの最高値。落とし込みや前打ちで狙う東京湾のクロダイは1日10本釣れれば上出来とされるだけに、26本は異次元の釣果と言ってよい。潮の効くタイミングで群れが岸壁周りに入り、活発にエサを追ったものと推察される。

マアナゴ

まずまず
竿頭 33 ミナミ釣船
最大 53 cm かみや

3船宿が出船し、ミナミ釣船が竿頭33本、中山丸が29本(船中合計142本)、かみやが15本(船中合計62本)。中山丸は前日の船中156本から142本へやや下げたが安定した数値。かみやは53cmの特大サイズを交えた。7/4〜5にかけて中山丸が船中230〜285本の爆発的な数字を出しており、それと比べるとやや落ち着いたが、夏アナゴのシーズンとしてはまずまずの結果を維持している。

マダコ

まずまず〜好調
竿頭 13 豆や

11船宿がタコ船を出す人気ぶりで、豆やが竿頭13杯、洋平丸が12杯、吉久が11杯と3船宿が二桁に乗せた。マダコとしては10杯超が爆釣ラインであり、好調〜爆釣の船宿が複数出現した。一方で岩田屋本店は4杯止まりなど、ポイントの当たり外れが大きい日でもあった。えさ政の船長が「転々と探って空振り」と語った通り、群れがまとまらず単発モードの海域が多い。ハマれば二桁、外すと数杯という展開が続いている。

ショウサイフグ

やや渋い
竿頭 14 えさ政釣船店
最大 37 cm えさ政釣船店

えさ政が竿頭14本、吉久が6本。えさ政は7/7の竿頭30本から大きく落としており、潮の流れがなかったことが響いた。船長の言う「投げて誘う人が伸ばした」という状況からは、フグのストック自体はあるが活性がやや低いことがうかがえる。ショウサイフグとして14本は「やや渋い」寄りの数値で、潮回りが大潮に向かう来週前半に期待したい。

スルメイカ / クロムツ

まずまず
スルメイカ竿頭 18 萬栄丸
クロムツ竿頭 9 萬栄丸

内房の萬栄丸がスルメイカ竿頭18本(27〜42cm)、クロムツ竿頭9本(30〜52cm)を記録。スルメイカは前日の竿頭9本から倍増と好転した。クロムツは52cmの良型が交じり、7/5の竿頭20本には及ばないものの安定した結果。深場の夜釣りターゲットとして存在感を示した。

船宿スコアボード

船宿マアジタチウオシロギスマアナゴマダコその他
海福丸竿頭125
深川吉野屋竿頭91竿頭45竿頭6
粂丸竿頭99
政信丸竿頭93
第二泉水竿頭85竿頭8
中山丸竿頭65竿頭29(船中142)
大松丸竿頭60
鈴福丸竿頭51
須原屋竿頭50竿頭83
石川丸竿頭38竿頭10
吉久竿頭35竿頭11フグ竿頭6
ミナミ釣船竿頭33竿頭33竿頭10
こうゆう丸竿頭30
教至丸竿頭26
林遊船竿頭8クロダイ竿頭26
かみや竿頭15(船中62)竿頭9(船中36)
豆や竿頭13
洋平丸竿頭12
えさ政釣船店竿頭8フグ竿頭14
萬栄丸スルメイカ竿頭18・クロムツ竿頭9
品川ひらい丸竿頭8
岩田屋本店竿頭4

MVP: 本日最も好成績を収めた船宿

アジ船が圧倒的な層の厚さを見せた1日。海福丸の125本を筆頭に、粂丸99本・政信丸93本・深川吉野屋91本と4船宿が竿頭90本超を記録。深川吉野屋はアジに加えてタチウオ45本も出しており、2魚種での総合力が際立った。タコ船は11船宿が出船し、豆や洋平丸が二桁に乗せている。

明日と今後7日間の予報

明日7/10(金)は若潮で潮の動きがやや弱まる予報。風は最大7.