2026年7月8日(水)20:00更新
粂丸マアジ148本、吉野屋タチウオ50本、長崎屋シロギス135本 — 主要3魚種が揃い踏みで湾全体が夏本番モード
7月8日の東京湾は、若潮の緩やかな流れと南風1.5m/sの凪が重なり、終日安定した釣りが展開された。マアジは16船宿が出船する活況ぶりで、竿頭50本超えが当たり前の入れ食いモード。タチウオもメーター超えが各船で交じり、シロギスは浅場で数が伸びた。水温24.6℃という夏らしいコンディションが、主要魚種の高活性を支えた1日だった。
今日の海況と釣果への影響
南風1.5m/sはほぼ無風に近い凪。波も1.1m台で船の揺れが小さく、初心者でも快適に釣りができるコンディションだった。若潮は潮の動き幅が小さい日だが、水温24.6℃という高水温がそれを補って余りある活性を魚に与えた。特にマアジやシロギスのように水温上昇でエサを追う力が増す魚種には、まさに好適な条件が整っていた。
かめだやの実測で水温25.4℃という報告もあり、ポイントによっては湾内の表層水温がさらに高い場所もあった。かみやのアナゴ船からは「海水温が3℃ほど高い」という情報も出ており、例年よりやや高めの水温が夜釣りのアナゴには逆風、日中のアジ・キス・タチウオには追い風として作用した格好だ。
現場の声
今日は複数の船長から有意義なコメントが寄せられた。海況の恩恵を受けた魚種と、水温変化に翻弄された魚種のコントラストがはっきりと見えてくる。
こうゆう丸(ショートタチウオ)
朝イチの港前探索で極太ドラゴンを確保。沖では間が空く時間帯もあったが、128cmのドラゴンを筆頭にメーター超えが時々交じった。ラスト港前に戻ると水面バラシが続いたものの、最大125cm・2kgの極太安浦ドラゴンを仕留めた釣り人も。
港前の浅場にドラゴン級が入っているという報告は、タチウオの接岸が例年より早いことを示唆している。沖で間が空く時間帯があっても最終的に竿頭21本を記録しており、ポイントを細かく探る機動力が釣果を左右した。バラシの多さはタチウオの活性が高い裏返しでもあり、この傾向が続けば今後さらなる爆発も期待できる。
かみや(夜アナゴ)
中の瀬周辺からスタートしたが、上げ潮の速さは適度だったにもかかわらず食い渋り。深めへ転じてもアタリは長続きせず。僚船から「海水温が3℃ほど高い」との情報があり、水温上昇が食い渋りの要因と推測。
アナゴにとって25℃前後の高水温は活性を落とす要因になりやすい。竿頭12本・船中合計55本という数字は、直近1週間の同船宿の実績(7/4に竿頭32本・船中210本、7/5に竿頭38本・船中177本)と比べて明らかに低調。水温が落ち着くまでアナゴは厳しい展開が続く可能性がある。
いわた(シロギス)
浅場から15mラインで小ぶりから中型主体にヒット。大型サイズもちらほら交じった。キスが浅場で釣れ始めており、誘い次第では数釣りチャンスあり。レンタルの方々もお土産バッチリ。
シロギスが浅場に寄り始めたという報告は、夏キスのシーズン本番突入を裏付ける。水深15m以浅で数が出る展開は初心者にも優しく、ファミリーフィッシングにも好適な時期に入った。
魚種別コンディション
マアジ
爆釣竿頭148本はアジとして文句なしの爆釣水準。16船宿が出船し、粂丸148本、野毛屋110本、中山丸85本、かめだや84本と竿頭50本超えが10船宿を超えた。粂丸は7/4の145本に続く連日の爆釣で、横浜沖のアジの群れが非常に濃い状態が続いている。一之瀬丸では最大43cmの良型も出ており、数だけでなくサイズも充実。水温24〜25℃台はアジの活性がピークに達する領域で、湾全体で夏アジの盛期が到来した。
タチウオ
爆釣深川吉野屋が竿頭50本を記録し、7/3・7/5に続く3度目の50本到達。9船宿が出船し、ひらの丸41本、教至丸38本、石川丸35本と軒並み20本超えで、爆釣基準の20本を全船宿がクリアした。こうゆう丸では128cm・125cmのドラゴン級が出ており、サイズも申し分ない。ひらの丸は前日の竿頭34本から41本へ上昇しており、内房方面でも群れが厚くなっている印象だ。
シロギス
爆釣8船宿が出船し、長崎屋が竿頭135本で堂々の爆釣。荒川屋101本、つり幸98本と100本前後が3船宿で並んだ。長崎屋は7/3の158本からやや落としたものの、週間を通じて100本超えを安定して叩き出しており、横浜沖のキスの濃さは本物だ。浅場への接岸が進んでおり、水深15m以浅でも数が出ると複数の船長が報告。夏キスの最盛期に入った。
マダコ
爆釣13船宿が出船する人気ぶりで、洋平丸と深川吉野屋がともに竿頭20杯。かみや19杯、第二泉水14杯、品川ひらい丸13杯と二桁釣果が続出した。かみやは船中合計89杯と安定した供給量を誇る。洋平丸は前回7/6の竿頭12杯から20杯へ大幅増で、タコの乗りが上向いている。夏タコの最盛期に入り、食べ頃サイズから大型まで交じる充実の内容だった。
マゴチ
爆釣新明丸が竿頭10本(最大58cm)で船中合計18本。マゴチとして爆釣の8本を超える見事な数字だ。同船宿は7/3から6日連続で竿頭10本をマークしており、鶴見沖のマゴチの群れが非常に安定している。水温24〜25℃はマゴチの適水温ど真ん中で、エサとなるハゼやメゴチの動きも活発。照りゴチの名に恥じない夏の好釣果が続いている。
ショウサイフグ
やや渋い3船宿が出船し、吉久と野毛屋がともに竿頭10本。フグとしては8〜14本の「まずまず」に近いが、野毛屋は7/6の竿頭50本から大きく後退しており、日ムラが出ている。38cmの良型が交じる点は救いで、サイズ狙いなら満足できる内容。潮の動きが小さい若潮では食い込みが浅くなりやすく、カットウの合わせが難しかったと推測される。
マアナゴ
まずまず3船宿が出船。中山丸は竿頭24本で船中合計156本と手堅い数字を出したが、かみやは竿頭12本・船中55本にとどまった。かみやの船長が指摘した「水温3℃高」がアナゴの食い渋りに直結した可能性が高い。同船宿は7/4に船中210本を出しており、今日の55本は週間で最も低い数字。水温が落ち着く潮替わりまで、ポイントの当たり外れが大きくなりそうだ。
船宿スコアボード
| 船宿 | マアジ | タチウオ | シロギス | マダコ | その他 |
|---|---|---|---|---|---|
| 粂丸 | 竿頭148 | — | — | — | — |
| 野毛屋 | 竿頭110 | — | — | — | Sフグ竿頭10 |
| 長崎屋 | — | — | 竿頭135 | 竿頭11 | — |
| 中山丸 | 竿頭85 | — | — | — | アナゴ竿頭24(船中156) |
| かめだや | 竿頭84 | — | — | — | — |
| 深川吉野屋 | 竿頭46 | 竿頭50 | — | 竿頭20 | — |
| 荒川屋 | 竿頭69 | 竿頭19 | 竿頭101 | 竿頭9 | — |
| つり幸 | 竿頭75 | 竿頭34 | 竿頭98 | 竿頭4 | — |
| ひらの丸 | — | 竿頭41 | — | — | — |
| 教至丸 | 竿頭75 | 竿頭38 | — | — | — |
| 石川丸 | 竿頭72 | 竿頭35 | — | — | — |
| 大松丸 | 竿頭80 | — | — | — | — |
| 須原屋 | 竿頭80 | — | 竿頭69 | — | — |
| 海福丸 | 竿頭80 | — | — | — | — |
| 一之瀬丸 | 竿頭73 | 竿頭20 | 竿頭43 | 竿頭3 | — |
| 政信丸 | 竿頭71 | — | — | — | — |
| 新明丸 | — | — | — | 竿頭8 | マゴチ竿頭10・Sフグ竿頭6 |
| 洋平丸 | — | — | — | 竿頭20 | — |
| かみや | — | — | — | 竿頭19(船中89) | アナゴ竿頭12(船中55) |
| 第二泉水 | — | — | 竿頭81 | 竿頭14 | — |
| 品川ひらい丸 | — | — | — | 竿頭13 | — |
| いわた | — | — | 竿頭67 | — | — |
| 吉久 | — | 竿頭30 | — | 竿頭5 | Sフグ竿頭10 |
| こうゆう丸 | — | 竿頭21 | — | — | — |
| 林遊船 | 竿頭30 | — | — | — | クロダイ竿頭11 |