2026年6月13日(土)20:00更新
萬栄丸クロムツ竿頭20本で爆釣、土曜は出船少なく湾内は静かな1日
6月13日の東京湾は、梅雨入り直後の土曜日。天気こそ「ほぼ晴れ」で海上はベタ凪だったが、釣果を報告した船宿はわずか2軒にとどまった。金曜の時化予報で予約が流れたか、あるいは前日までの好釣果で「満足して一休み」の釣り人が多かったか。そんな静かな1日の中で存在感を放ったのが、内房萬栄丸の半夜クロムツ便。竿頭20本、ボトムでも2本と全員がしっかり顔を見た。湾奥のミナミ釣船はアジとタコの2本立てだったが、アジは竿頭10本と前回の33本から大幅ダウン。土曜日らしからぬ、やや物足りない1日だった。
今日の海況と釣果への影響
東風1m/s未満、波0.4mという文句なしのベタ凪。大潮で潮の動きも大きく、本来であれば多くの魚種が高活性を見せる好条件だった。出船が少なかったのが惜しまれるコンディションだ。
水温21.8℃は6月中旬としてはほぼ平年並み。この温度帯はアジ・シロギス・マゴチ・タチウオとあらゆる夏魚が活性を上げるゾーンに入っている。実際、前日12日は荒川屋のキスが竿頭101本の爆釣、一之瀬丸のアジが竿頭95本と数字が跳ねていた。今日も出船していれば同等以上のポテンシャルがあっただろう。
半夜便の萬栄丸クロムツにとっては、大潮の下げ潮で深場に潮が差すタイミングがドンピシャ。暗くなってからの食いが立った展開だったと推測できる。
現場の声
本日のコメントは2船宿から届いたが、具体的な釣況の記述があったのは萬栄丸のみ。「半夜クロムツ船」との簡潔な一報だが、2〜20本というスコアが雄弁に状況を語っている。
半夜クロムツ船で出船。竿頭20本、サイズは28〜45cmが揃った。
半夜便(夕方出船・夜釣り)のクロムツは、暗くなってからが勝負。大潮の下げが効き始める時間帯と日没が重なったことで、底付近を回遊するクロムツの群れが活発に餌を追ったと考えられる。ボトムの釣り人でも2本を確保しており、群れが安定して入っていた証拠だ。
アジ0〜10本(15〜23cm)、マダコ0〜4本の結果。
ミナミ釣船のコメントは釣果数字のみで詳細な状況は不明だが、ボウズが出ていることからポイントでの群れの入りがまばらだった可能性が高い。6月10日の同船宿アジが竿頭33本だったことを考えると、群れが移動してしまった印象を受ける。
魚種別コンディション
クロムツ
爆釣竿頭20本は半夜便クロムツとして文句なしの爆釣レベル。ボトムでも2本キープと船中全員が顔を見た。前回6月12日の萬栄丸はケンサキイカ狙いだったため単純比較はできないが、6月7日のケンサキイカ竿頭42本に匹敵する「行った人全員が笑顔」の展開。大潮の潮流と夜の暗さがクロムツの捕食スイッチを入れた格好だ。サイズも28〜45cmと脂の乗った良型が揃い、食味も最高の時季に入っている。
マアジ
厳しい本日アジの報告はミナミ釣船のみで竿頭10本。アジとしては厳しい水準だ。同船宿は6月10日に竿頭33本を記録しており、わずか3日で3分の1以下にダウン。前日12日は湾内各船宿でアジが好調だった(荒川屋103本、一之瀬丸95本、まる八85本)だけに、この落差は出船ポイントや群れの移動による個別要因と見られる。湾全体のアジの地合い自体は悪くないはずだ。
マダコ
まずまず竿頭4杯はマダコとしてはまずまずの水準。ただしボウズもおり、船中の個人差が大きい。前日12日はえさ政釣船店が竿頭20杯、深川吉野屋が12杯、岩田屋本店が12杯と二桁釣果が多数出ていただけに、今日は大幅トーンダウン。出船数自体が少なかったことが影響しているが、東京湾のマダコシーズンは本格化しており、明日以降も多くの船宿が出船予定だ。
船宿スコアボード
| 船宿 | クロムツ | マアジ | マダコ |
|---|---|---|---|
| 萬栄丸 | 竿頭20本(28〜45cm) | — | — |
| ミナミ釣船 | — | 竿頭10本(15〜23cm) | 竿頭4杯 |
MVP: 萬栄丸 ─ 半夜クロムツで全員安打の爆釣劇
本日はわずか2船宿の報告にとどまった。土曜日としては異例の少なさで、前日12日の金曜日が20船宿以上の報告があったことと比べると対照的だ。萬栄丸は内房の半夜便専門で独自路線を走っており、クロムツやケンサキイカで安定した釣果を出し続けている。ミナミ釣船はアジとタコの掛け持ち便だが、今日はアジの群れに恵まれなかった。
明日と今後7日間の予報
明日14日(日)は降水確率83%と雨がほぼ確実。風は最大6.9m/sとやや強まるものの、波は0.26mと穏やかなので出船自体は可能な見通しだ。雨カッパ覚悟で乗れば、土曜の分まで釣り人が少なく「貸切気分」で楽しめるかもしれない。大潮が続くため潮の条件は良い。
月曜15日も降水確率94%と梅雨本番。風・波ともに落ち着いているが、終日雨になりそうだ。転機は火曜16日以降。降水確率37%まで下がり、水曜17日は風2.8m/s・波0.2mと今週最高のベタ凪予報。平日ではあるが有休を取れる人にはゴールデンタイムになるだろう。
| 日付 | 天気 | 風 | 波 | 潮 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6/14(日) | 19〜23℃ | 6.9m/s | 0.26m | 大潮 | △要注意 |
| 6/15(月) | 20〜22℃ | 5.5m/s | 0.42m | 大潮 | △要注意 |
| 6/16(火) | 18〜24℃ | 5.7m/s | 0.42m | 大潮 | ○まずまず |
| 6/17(水) | 16〜24℃ | 2.8m/s | 0.2m | 中潮 | ◎釣り日和 |
| 6/18(木) | 18〜23℃ | 5.1m/s | 0.32m | 中潮 | ○まずまず |
| 6/19(金) | 20〜24℃ | 5.3m/s | 0.42m | 中潮 | ○まずまず |
次の釣行プラン
おすすめ: 6/17(水) × シロギス・マアジ
今週最高のベタ凪予報(風2.8m/s・波0.2m)で、中潮の適度な流れも好条件。12日には長崎屋のキスが竿頭144本の爆釣、荒川屋のアジが竿頭103本と、水温21℃台の東京湾は両魚種とも絶好調のシーズンに入っている。梅雨の中休みの凪を逃さず、キス→アジのリレーで夏の数釣りを満喫するには最高のタイミング。平日だが有休投入の価値あり。
おすすめ: 6/14(日) × マダコ
雨予報ではあるが、波は穏やかでタコ釣りなら影響は軽微。直近のタコはえさ政釣船店20杯、洋平丸20杯と好調な週が続いており、大潮で底潮が動く日曜は狙い目。雨で釣り人が減る分、ポイントの競合も少ない。
様子見推奨: 6/15(月)
降水確率94%と終日雨がほぼ確定。風5.5m/sに波0.42mと海況もやや不安定で、視界不良のリスクもある。無理をせず16日以降の回復を待ちたい。