5月25日(月)の東京湾は、ミナミ釣船のみが釣果を報告。マゴチ竿頭3本(最大54cm)、マアナゴ竿頭16本、シロギス竿頭22本と、1船宿で3魚種を同時に狙える東京湾らしいバラエティ豊かな1日となった。
今日の海況と釣果への影響
北北東の風2.2m/sで波0.56mと、湾内はほぼ凪といえるコンディション。平日月曜ということもあり出船した船宿は限られたが、船上での釣りやすさは申し分なかった。瞬間最大風速8.7m/sの記録があるものの、全体としては穏やかな海面が維持された。
水温19.3℃は5月下旬として順調な水準。マゴチにとっては産卵を控えた荒食いシーズン突入の目安となる20℃にあと一歩の段階で、エサとなる小魚やハゼ類も活発に動き始めている。シロギスも18〜20℃帯で活性が上がる魚種であり、まさに適水温のゾーンに入っている。
小潮で潮流が穏やかだったため、底物狙いではアタリが出しやすい反面、潮が動かないぶん魚の回遊が散発的になりやすい。マアナゴの夜釣りでは潮止まり前後にアタリが集中するパターンが多く、今日の小潮はアナゴには比較的好条件だったと推察できる。
現場の声
本日釣果を報告したミナミ釣船は、大田区南六郷を拠点に東京湾奥を広くカバーする船宿。1隻で第8船を使用し、マゴチ・シロギス・マアナゴの3魚種を同日に記録している。船長コメントは断片的ながら、第8船(マゴチ船と推定)で竿頭3本という情報が確認できる。
第8船で竿頭3本。マゴチのほか、シロギス・マアナゴも出船。
コメントの情報量は限られるが、注目すべきは3魚種を同時に出船させている点。5月下旬は東京湾の「魚種の切り替わり時期」にあたり、春のシロギスが最盛期を迎え、マゴチが本格シーズンに突入し、マアナゴの夜釣りも回り始めるタイミング。ミナミ釣船がこの3魚種を揃えていることは、季節の進行を如実に物語っている。マゴチ船で最大54cmが出ている点からも、良型の個体が浅場に寄ってきている状況がうかがえる。
魚種別コンディション
マゴチ
まずまず竿頭3本はマゴチとしてはまずまずの水準。船中0〜3本とバラつきがあり、アタリの出方にムラがある様子がうかがえる。最大54cmは50cmオーバーの良型で、産卵前の体力を蓄えた個体が浅場に差してきている証拠。水温が20℃を超えるとエサへの反応がさらに敏感になるため、今週後半から来週にかけて本格的な爆発に期待が持てる。
シロギス
まずまず竿頭22本はシロギスとしてはまずまずの水準で、好調ラインの50本には届かないものの安定して数が出ている。船中0〜22本と幅があり、仕掛けの投入ポイントや誘い方で差がついた印象。最大22cmと20cm超えの良型も混じっており、天ぷらサイズとして十分。水温19℃台は産卵に向けて群れが浅場に集まる時期にあたり、大潮で潮が効くタイミングでは数釣りの爆発も見込める。
マアナゴ
好調竿頭16本は東京湾のアナゴ釣りとして好調な数字。50cmの良型も混じり、初夏のアナゴシーズン到来を告げる結果となった。船中0〜16本とバラつきはあるが、手返しの早さと潮止まり前後の集中力が釣果を分けるアナゴ釣りでは腕の差が出やすい。小潮で潮流がおとなしかった分、エサの匂いが周辺に留まりやすくアナゴが寄りやすい条件だったと考えられる。水温上昇とともに活性はさらに上向く見込み。
船宿スコアボード
| 船宿 | マゴチ | シロギス | マアナゴ |
|---|---|---|---|
| ミナミ釣船 | 竿頭3本(〜54cm) | 竿頭22本(〜22cm) | 竿頭16本(〜50cm) |
MVP: 本日唯一の釣果報告、3魚種を同時出船で全てまとめたミナミ釣船
本日は平日月曜ということもあり、釣果を報告した船宿はミナミ釣船のみ。3魚種を1船宿でカバーしている点は、初夏の東京湾の魚種の多彩さを象徴する結果。他船宿も出船していた可能性はあるが、報告ベースではミナミ釣船が文字どおり本日の全情報を担った。週末になれば一之瀬丸や新明丸など多くの船宿から釣果が上がり、より精度の高い比較が可能になる。
今後7日間の予報
今週は前半が穏やかで後半に天候が崩れるパターン。特に28日(木)〜29日(金)は風速10m/s超の予報が出ており、出船見合わせの可能性がある。週末の30日(土)〜31日(日)は大潮と重なり風も収まる予報で、今週最大の釣り日和となりそう。水温のさらなる上昇も見込め、マゴチ・シロギスともに爆発の条件が揃う。
| 日付 | 天気 | 風 | 波 | 潮 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 5/25(月) | 20.9℃ | 5.0m/s | 0.34m | 小潮 | ◎釣り日和 |
| 5/26(火) | 21.6℃ | 4.8m/s | 0.26m | 長潮 | ◎釣り日和 |
| 5/27(水) | 21.9℃ | 5.8m/s | 0.24m | 若潮 | ○まずまず |
| 5/28(木) | 23.3℃ | 11.1m/s | 1.3m | 中潮 | △要注意 |
| 5/29(金) | 25.6℃ | 11.5m/s | 1.2m | 中潮 | △要注意 |
| 5/30(土) | 24.1℃ | 6.8m/s | 0.64m | 大潮 | ○まずまず |
| 5/31(日) | 25.4℃ | 3.3m/s | 0.42m | 大潮 | ◎釣り日和 |
26日(火)は風4.8m/s・波0.26mと今週最も穏やかな海況が予想される。平日に動ける方にはベストなタイミング。28日(木)〜29日(金)は南寄りの風が強まり波も1m超えの予報で、特に小型船は出船中止の判断もあり得る。30日(土)は風がやや残るものの波は収まり、31日(日)は風3.3m/s・波0.42mの絶好のコンディション。大潮の強い潮流がマゴチの活性を押し上げ、シロギスの群れを浅場に集める効果も期待できる。
次の釣行プラン
おすすめ: 5月31日(日) × マゴチ・シロギス
今週最大の狙い目は日曜日。大潮で潮がしっかり動き、風3.3m/s・波0.42mと凪予報。気温25℃超えで水温20℃突破も視野に入り、マゴチにとっては産卵前の荒食いが本格化する条件が揃う。今日の竿頭3本がベースラインとすれば、大潮の日曜にはツ抜け(10本以上)も射程圏内。シロギスも大潮の潮流で群れがまとまりやすく、50本オーバーの好調ラインに届く可能性がある。週末は多くの船宿が出船するため、船宿選びの幅も広がる。
平日狙い: 5月26日(火) × シロギス・マアナゴ
平日に動ける方は26日(火)が穴場。風4.8m/s・波0.26mと今週最も穏やかな海が予想される。長潮で潮の動きは小さいが、今日の小潮でアナゴ16本が出ていることを考えると、潮が穏やかなほうがアナゴには好都合。夕方出船のアナゴ夜釣りとの組み合わせで、昼はシロギス・夜はアナゴという贅沢なダブルヘッダーも検討できる。
おすすめ船宿: ミナミ釣船
様子見推奨: 5月28日(木)〜29日(金)
風速11m/s超・波1.2〜1.3mの予報で、今週最も荒れるタイミング。特に28日は降水確率86%と雨も重なる見込みで、出船中止のリスクが高い。仮に出船しても強風による船の揺れでアタリが取りづらく、特にマゴチやシロギスのような繊細な釣りには厳しい条件。この2日間は見送り、週末の回復を待つのが賢明。
出船時刻・予約は各船宿にご確認ください。最新の海況は海況予報ページでチェックできます。東京湾の船釣りが初めての方は船釣り入門ガイドもあわせてどうぞ。