5月18日の東京湾は大潮初日・南寄りの微風・水温20℃台という好条件が揃い、多魚種で高活性な1日となった。長崎屋シロギスが竿頭128本と爆釣ラインを突破し、教至丸石川丸マアジは竿頭99本を記録。マゴチも4船宿が出船し弁天屋が竿頭6本(〜54cm)と好調水準に到達した。

今日の海況と釣果への影響

天気晴れ ☀️
気温22.9℃
水温20.2℃
南南西 2.7m/s
0.44m
潮回り大潮(月齢2.1)

南南西2.7m/sの微風に波高0.44mと、東京湾としてはほぼベタ凪の絶好コンディション。大潮初日で干満差が大きく、朝の満潮05:02から昼の干潮11:47にかけて下げ潮がしっかり効いた。この潮流がプランクトンや小魚を動かし、アジ・キスともに朝方から食いが立つ展開を作り出した。

水温20.2℃は5月中旬としては順当な数値で、マゴチの適水温帯(18〜25℃)のど真ん中。キスやアジにとっても活性が最も上がるゾーンに入っており、「夏の本番前に一番食う時期」に突入していることを裏付けている。瞬間最大風速が10.3m/sとやや吹く場面もあったが、平均では穏やかで船上の釣りやすさは十分に確保された。

大潮で潮が走りすぎると仕掛けが落ち着かず逆効果になることもあるが、この日は風向きと潮向きが噛み合い、キス・アジのポイントでは程よいドリフトが維持された模様。まさに「全部が噛み合った」月曜日だった。

現場の声

船長コメントからは、各ポイントで魚の活性が高かった様子が読み取れる。特にタチウオは誘い方次第で釣果に大きな差が出る展開で、ベテランと初心者の腕の差がはっきり表れた日だった。

こうゆう丸

第二海堡で型狙い。下げ潮のうちは反応が乗りきる流しもあり、ハマった人はアタリ多め。上げ潮で反応が激減したものの、サイズはメーター級平均にドラゴン級も。特大は水面バラシで船に上がらず。

こうゆう丸の船長コメントは示唆に富む。下げ潮(朝〜昼前)に集中してアタリが出ており、大潮の下げが効くタイミングでタチウオが浮いてきた構図。上げに変わると反応が消えるのは、潮目が崩れてベイトが散った可能性が高い。サイズがメーター級〜ドラゴン級(120cm超)に集中しているのは、第二海堡周辺に大型個体が回遊している証拠で、今後も型狙いの好機が続くと読める。

ひらの丸

観音崎沖〜第二海堡周辺(水深20〜60m)にてアタリ活発。誘い方次第では頻繁にエサをかじられ、喰わせきれないケースも多いがアタリの総量は多い。トップ17本、14本、12本。ヒットパターンを攻略できれば釣果が伸びる。

ひらの丸の船長が指摘する「エサをかじるが乗せきれない」という状況は、タチウオの活性自体は高いがテンビン・テンヤの誘い幅やタイミングにシビアだったことを意味する。竿頭17本(好調水準)を出した人はヒットパターンを見つけた証拠であり、中層での誘い下げ→食わせの間がカギだったと推測できる。同じ観音崎〜第二海堡エリアでこうゆう丸は型狙いで竿頭6本にとどまっており、「数かサイズか」のポリシーの違いが釣果差に直結した好例だ。

魚種別コンディション

シロギス

爆釣
竿頭 128 長崎屋
最大 25.0 cm つり幸

竿頭128本はキスとしては文句なしの「爆釣」ライン超え。8船宿が出船し、長崎屋が128本、つり幸が97本、荒川屋が82本、須原屋が75本と4船宿が50本超を記録。水温20℃台でキスの産卵前の荒食いが始まっており、大潮の潮流が砂地のエサを掘り起こしたことで浅場に群れが集結した。この時期のキスは日に日に接岸が進むため、今週いっぱいは好調が持続する見込み。

マアジ

爆釣
竿頭 99 教至丸 / 石川丸
最大 38.0 cm 教至丸 / 石川丸 / 荒川屋

竿頭99本はアジとしても「爆釣」の水準。10船宿が出船し、三浦半島東岸の教至丸石川丸がともに99本で並んだ。中山丸が66本、長崎屋が69本と横浜〜川崎エリアでも好調。最大38cmの良型が混じるのは、大型個体がエサを追って浅場に寄ってきている証拠。大潮の下げ潮でコマセが効きやすく、群れの回遊と潮のタイミングが完璧に合致した1日だった。

マゴチ

好調
竿頭 6 弁天屋
最大 55.0 cm 新明丸

竿頭6本はマゴチとしては「好調」ライン。4船宿が出船し、弁天屋が竿頭6本(40〜54cm)でトップ。新明丸が竿頭3本(最大55cm)、ミナミ釣船が竿頭3本(40〜52cm)、川崎丸が竿頭3本を記録。水温20℃台に乗ったことでマゴチのシーズンが本格化しつつあり、大潮でエサとなるハゼやキスが砂地を動き回ったことが食いを後押し。ボウズも出ているが、ポイント選びと潮のタイミングを合わせれば結果が出ており、上向き基調にある。

タチウオ

好調
竿頭 17 ひらの丸
最大 114.0 cm こうゆう丸

竿頭17本はタチウオとして「好調」の水準。ひらの丸が数で圧倒し、上位3名が17本・14本・12本と安定した数を記録。一方こうゆう丸は竿頭6本と数は控えめながら、メーター級平均にドラゴン級(120cm超)も掛かるなどサイズでは本日最高の114cm。観音崎〜第二海堡にかけて反応が広がっており、下げ潮の時間帯に集中して食いが立つパターン。誘い方の巧拙が釣果差に直結しており、テンビン・テンヤの選択とレンジコントロールがカギを握る。

ショウサイフグ

やや渋い
竿頭 7 新明丸
最大 38.0 cm 新明丸

竿頭7本はフグとしては「やや渋い」評価。新明丸の1船宿のみの出船で1〜7本の幅。最大38cmの良型が混じった点は救いだが、大潮の速い潮に仕掛けが流されやすく、繊細なカットウ釣りには不利な条件だった。中潮に変わる今週後半で潮が落ち着けば巻き返しが期待できる。

マダイ

まずまず
竿頭 3 一之瀬丸

竿頭3本はマダイとしては「まずまず〜好調」ライン。一之瀬丸のみの出船で0〜3本の釣果幅。ボウズも出ているが、水温20℃台でマダイの活性は上昇基調にある。大潮で潮が走りすぎたことが食い渋りの一因と考えられ、中潮〜小潮に移るタイミングで好転する可能性が高い。

マアナゴ

好調
竿頭 34 中山丸
最大 50.0 cm 中山丸

中山丸が竿頭34本(28〜50cm)、ミナミ釣船が竿頭29本(23〜44cm)と2船宿ともに好釣果。5月のアナゴは産卵に備えて食い気が増す時期にあたり、大潮の夜間帯で期待値がさらに上がる。最大50cmの良型が出ているのも好材料で、江戸前アナゴの旬を存分に楽しめるコンディション。

マダコ

まずまず
竿頭 3 川崎丸

竿頭3杯はマダコとしては「まずまず」の評価。川崎丸のみの出船で1〜3杯。水温が20℃を超えてマダコの接岸が本格化する時期に入っており、6月に向けて上向きが期待できるシーズン序盤の数字。

船宿スコアボード

船宿シロギスマアジタチウオマゴチその他
長崎屋竿頭128竿頭69
教至丸竿頭99
石川丸竿頭99
つり幸竿頭97竿頭55
荒川屋竿頭82竿頭31
須原屋竿頭75
中山丸竿頭61竿頭66アナゴ竿頭34
弁天屋竿頭52竿頭26竿頭6サワラ0〜2
新明丸竿頭50竿頭3フグ竿頭7
海福丸竿頭45
ミナミ釣船竿頭40竿頭3アナゴ竿頭29
和彦丸竿頭35
一之瀬丸竿頭25スルメイカ竿頭21・マダイ竿頭3
ひらの丸竿頭17
こうゆう丸竿頭6
萬栄丸ケンサキ竿頭60・クロムツ竿頭22
川崎丸竿頭3マダコ竿頭3

MVP: 本日最も好成績を収めた船宿

本日のMVPは長崎屋。キス竿頭128本に加えてアジも69本と、2魚種で圧倒的な数字を叩き出した。キス単体なら長崎屋が頭ひとつ抜けており、アジ単体なら教至丸石川丸の99本が最高値。マゴチでは弁天屋が竿頭6本とこの日唯一の5本超えで、マゴチ狙いの釣り人にとってはベストチョイスだった。注目すべきは中山丸で、キス61本・アジ66本・アナゴ34本と3魚種で安定した数字を記録。「何を狙ってもそこそこ釣れる」総合力の高さが光る。

今後7日間の予報

今週は火曜〜木曜にかけて南風が強まり、水曜から雨が続く予報。金曜もまだ不安定で、週末の釣行を考えている方は土曜が最有力。日曜は再び降水確率が高く、風も読みにくい。水温は20℃台をキープする見込みで、キス・アジ・マゴチの高活性は継続が期待できるが、天候に左右される1週間となる。

日付天気判定
5/18(月)16.8〜21.8℃最大7.6m/s0.4m大潮◎釣り日和
5/19(火)19.7〜21.