5月7日の東京湾では、つり幸のキス&アナゴリレー船が竿頭シロギス43本・マアナゴ36本を記録。ミナミ釣船マアジも竿頭25本と安定した釣果を見せ、小潮ながら穏やかな海況のもと各船宿が結果を出した一日となった。

今日の海況と釣果への影響

天気ほぼ晴れ 🌤
気温19.0℃
水温17.8℃
東北東 0.9m/s
0.48m
潮回り小潮(月齢19.6)

東北東の風がわずか0.9m/sと、ほぼ無風に近い穏やかな海況。波も0.48mとベタ凪に限りなく近く、船上での仕掛け操作やアタリの取りやすさは申し分なかった。小潮回りで潮の動き自体は緩やかだったが、その分キスやアナゴといった底物には仕掛けが安定しやすく、むしろプラスに作用した格好だ。

注目すべきは水温17.8℃という数値。5月上旬としてはやや高めで、シロギスの適水温帯(16〜22℃)のど真ん中にある。この水温域ではキスの活性が上がり、群れで広範囲に動き回るため「当たれば連発」というパターンが生まれやすい。マアナゴにとっても夜間の捕食行動が活発化するレンジで、つり幸の夜アナゴ船が数を伸ばした背景にはこの水温上昇がある。

一方、小潮で潮流が弱いことはアジにとってはやや逆風。潮が効いてコマセが帯状に流れる大潮〜中潮と比べると、群れの固まり方がやや散漫になる傾向がある。それでもミナミ釣船が竿頭25本を出しているのは、魚影の濃さに助けられた側面が大きい。

現場の声

本日は2船宿から釣果報告が寄せられた。船長コメントは簡潔なものだったが、釣果データとの照合から見えてくる現場の状況を読み解く。

つり幸

キス&アナゴリレー船として出船。日中のキス船では竿頭43本(19〜27cm)を記録。夜のアナゴ船でも竿頭36本(18〜45cm)と好調な仕上がり。

つり幸が得意とするリレー船スタイルは、日中にキスを狙い、夕方から夜にかけてアナゴへ切り替える一粒で二度おいしいプラン。「キス&アナゴリレー船」というコメントから、日中パートと夜パートの両方でしっかり時間を割いたことが伺える。キスの最大27cmは東京湾としてはなかなかの良型で、この時期の砂地ポイントに肉厚の個体が入っていることを示唆している。夜アナゴの最大45cmも食べ応え十分なサイズだ。

ミナミ釣船

前日からの連日出船で第7便・第8便として出船。キス竿頭30本(13〜23cm)、アジ竿頭25本(15〜24cm)を記録。

ミナミ釣船の「第7便・第8便」というコメントは連続出船を示しており、安定した魚影があるからこそ成り立つ運航体制。キス0〜30本と最低がゼロの釣り人がいる点は、やはり小潮回りで群れの当たりハズレが出やすかったことを反映している。腕や釣り座による差が出やすいコンディションだったと推測される。

魚種別コンディション

シロギス

まずまず
竿頭 43 つり幸
最大 27.0 cm つり幸

竿頭43本はキスとしては「まずまず」の水準。50本を超えれば好調ラインに乗るが、リレー船で日中パートの時間が限られていたことを考慮すると、時間あたりの効率は決して悪くない。水温17.8℃はキスの活性が本格化する温度帯で、ミナミ釣船でも竿頭30本(最大23cm)を記録。今後水温が18〜20℃に上がる5月中旬〜下旬にかけて、50本超えの好調ラインを常時キープできる展開が期待される。

マアナゴ

好調
竿頭 36 つり幸
最大 45.0 cm つり幸

竿頭36本はアナゴ船としてかなり優秀な数字。夜アナゴは「10本釣れれば上出来」と言われることも多いターゲットだけに、36本は際立った好釣果と言っていい。水温17.8℃は夜行性のアナゴが活発にエサを求めて動き出す適温ゾーン。最低1本から最高36本と個人差が大きいのは、アナゴ特有の「仕掛け投入のタイミングとポイントの精度」が如実に出る魚種だからだ。5月はアナゴのハイシーズン入り口にあたり、今後さらに数が伸びる可能性が高い。

マアジ

まずまず
竿頭 25 ミナミ釣船
最大 24.0 cm ミナミ釣船

竿頭25本はアジとしては「まずまず」の評価。30本超えが好調ラインだが、小潮でコマセの効きが鈍くなる条件下でこの数字は上々と言える。サイズは15〜24cmで、いわゆる「中アジ」クラスが中心。刺身にも唐揚げにもちょうどいいサイズ感だ。最低5本と全員がボウズを免れている点は、群れが安定してポイントに居付いていることを示す。潮が大きく動く中潮〜大潮に当たれば30本超えも十分視野に入る。

船宿スコアボード

船宿シロギスマアナゴマアジ
つり幸竿頭43本(〜27cm)竿頭36本(〜45cm)
ミナミ釣船竿頭30本(〜23cm)竿頭25本(〜24cm)

MVP: 本日最も好成績を収めた船宿

本日のMVPはつり幸。キス&アナゴリレー船という一日を通した釣りプランで、日中のキス43本と夜のアナゴ36本という二刀流の好釣果を叩き出した。横浜を拠点とするつり幸は、この時期のリレー船で定評がある船宿だ。ミナミ釣船もキス30本・アジ25本と手堅い結果を残しており、南六郷エリアの魚影の濃さを改めて証明した格好。キスの最大サイズではつり幸が27cm、ミナミ釣船が23cmと差が出ており、ポイントの違いが型に反映されている。

今後7日間の予報

週末にかけて注目は日曜日(5月10日)。風が最大4.7m/sまで落ち着き、波も0.38mとベタ凪に近い絶好の釣り日和になる見込みだ。明日8日(金)は風が最大12.9m/sまで強まり波も1.1mと荒れ模様で、出船判断が分かれる厳しい一日になりそう。週明け以降は徐々に凪いでくるため、月曜〜水曜も釣行チャンスが広がる。

日付天気判定
5/7(木)17〜20℃最大8.3m/s最大0.44m中潮○まずまず
5/8(金)19〜21℃最大12.9m/s最大1.1m小潮△要注意
5/9(土)16〜20℃最大11.2m/s最大0.94m小潮△要注意
5/10(日)14〜22℃最大4.7m/s最大0.38m小潮◎釣り日和
5/11(月)17〜23℃最大6.4m/s最大0.34m長潮◎釣り日和
5/12(火)17〜22℃最大5.3m/s最大0.28m若潮◎釣り日和
5/13(水)16〜21℃最大5.3m/s最大0.26m中潮◎釣り日和

グラフを見ると金曜・土曜に風速のピークがあり、日曜を境にストンと落ちる典型的な「週末回復パターン」。日曜以降は風速5m/s前後で安定し、波も0.4m以下が続くため、来週前半は終日快適な船上釣りが楽しめる見通しだ。

次の釣行プラン

おすすめ: 5月10日(日)× シロギス&アナゴ

週間予報で最も風が穏やかな日曜は、まさに釣り日和。風最大4.7m/s・波0.38mと抜群のコンディションが見込まれる。本日つり幸がキス竿頭43本・アナゴ36本を記録しているように、水温17〜18℃台はキスとアナゴの両方に好条件。日曜なら日中キスからの夜アナゴというリレープランも組みやすく、ファミリーでの釣行にも最適だ。小潮回りではあるが、本日の実績を見る限り十分な釣果が期待できる。

おすすめ船宿: つり幸(キス&アナゴリレー船に実績あり)

おすすめ: 5月13日(水)× マアジ

中潮に切り替わる水曜日は、アジ狙いに最適なタイミング。潮が大きく動くことでコマセの効きが良くなり、本日25本だった竿頭が30本超えの好調ラインに乗る可能性が高い。風も最大5.3m/sと穏やかで、波は0.26mとほぼベタ凪。平日で混雑も少なく、良い釣り座を確保しやすい利点もある。

おすすめ船宿: ミナミ釣船(アジの安定した実績あり)

様子見推奨: 5月8日(金)〜9日(土)

金曜は風最大12.9m/s・波1.1mと、出船中止の判断が出てもおかしくないレベル。土曜もやや風が残り最大11.2m/s・波0.94mとまだ荒れ気味。無理に出船しても波でアタリが取れず、コマセも効きづらい。この2日間は自宅で仕掛けを作りながら日曜の凪を待つのが賢明だ。

出船時刻・予約は各船宿にご確認ください。最新の海況は海況予報ページでチェック。初めての船釣りなら船釣り入門ガイドもあわせてどうぞ。