5月4日(月・祝)の東京湾は、GW後半の連休ながら釣果報告は2船宿にとどまった。品川ひらい丸カサゴ竿頭25本・シロギス竿頭36本のリレーで存在感を示し、ミナミ釣船マアジ竿頭23本・アマダイ竿頭3本を記録。水温17.4℃と上昇基調の海が近場の根魚・キスの活性を後押しした1日となった。

今日の海況と釣果への影響

天気晴れ ☀️
気温16.2℃
水温17.4℃
北北東 3.0m/s
0.64m
潮回り中潮

5月4日の東京湾は朝から晴天に恵まれ、北北東の風3.0m/sと穏やかなコンディション。波も0.64mと非常に落ち着いており、小型ボートでも快適に釣りができる凪の海だった。ただし予報データでは日中の最大瞬間風速が9.5m/sに達する時間帯もあり、午後からやや風が強まる場面もあったと見られる。

水温17.4℃は5月初旬としては順調な上昇ぶりで、カサゴやシロギスといった近場のターゲットには絶好の温度帯。17℃を超えるとカサゴの食い気が一段上がり、シロギスも砂地での捕食活動が活発化する。中潮で潮の動きもほどよく、エサとなる小型甲殻類やゴカイ類の活動が促された好循環が生まれた。

一方、GW連休中ということもあり釣果報告があったのは2船宿のみ。多くの船宿がGW特別ダイヤや満船で通常更新をスキップした可能性が高く、実際の出船数はもっと多かったはずだ。今日のデータは限られるが、報告があった2船宿はいずれも手堅い結果を残している。

現場の声

品川ひらい丸の船長コメントからは、カサゴ→シロギスのリレー釣りの展開が詳細にうかがえる。近場のカサゴポイントで「水色が良い」状態だったことが好釣果の鍵で、澄んだ潮がカサゴの視覚を活かした捕食を促したと推測できる。午前中のカサゴで確実に数を重ね、11時頃にシロギスポイントへ移動してからも順調にヒットが続く理想的な展開だった。

品川ひらい丸

カサゴは近場で水色良く、開始から良型主体でポツリポツリGET。11時頃にシロギスポイントに移動し、こちらも良型まじりでポツポツと順調。ゲストにアナゴ・ホウボウ・イシモチも。

注目すべきは「良型主体」というキーワードが繰り返し使われている点。カサゴは最大27cm、シロギスは最大21cmと、いずれもサイズの質が高い。5月の水温上昇で体力を蓄えた個体が活発にエサを追っている証拠であり、数だけでなくサイズにも期待できるシーズンに入ったことを示唆している。さらにアナゴ・ホウボウ・イシモチといった多彩なゲストが顔を出した点も、海全体の活性が上がっている裏付けとなる。

ミナミ釣船については船長コメントの判読が難しかったが、アマダイとマアジの2魚種を狙った五目釣りの展開と推察される。マアジ竿頭23本は安定した釣果で、アマダイが3本出ているのはこの時期としてはやや珍しく、水深のあるポイントでの丁寧な釣りが奏功したと考えられる。

魚種別コンディション

シロギス

まずまず
竿頭 36 品川ひらい丸
最大 21 cm 品川ひらい丸

竿頭36本はシロギスの好調基準(50本〜)には届かず「まずまず」の評価。ただし今回はリレー釣りで11時からの実釣時間は半日以下。専門船でフル稼働なら50本超えも十分射程圏だ。最大21cmは良型の部類で、水温17℃台に乗ったことでシロギスの接岸が本格化している。船中最低4本と全員安打を達成しており、初心者にもおすすめできるターゲット。

カサゴ

好調
竿頭 25 品川ひらい丸
最大 27 cm 品川ひらい丸

カサゴは専用の好調基準表には含まれないが、竿頭25本は文句なしの好釣果。しかもリレーの前半戦だけでこの数字を叩き出しており、近場の根周りにストック魚が豊富にいることがわかる。最大27cmと食べ応えのあるサイズが揃い、「水色が良い」という船長コメント通り、クリアな潮がカサゴの活性を引き上げた。初心者でも船中最低1本と確実に型を見られる安心感がある。

マアジ

まずまず
竿頭 23 ミナミ釣船
最大 24 cm ミナミ釣船

竿頭23本はアジの好調基準(30本〜)には一歩届かず「まずまず」の水準。サイズは15〜24cmと小〜中型主体で、脂ノリが気になるところだが、この時期のアジは刺身で十分美味しい。船中最低5本と全員が二桁近い数を確保できており、ボウズの心配がない点は安心材料。中潮の潮流がコマセの効きを良くし、安定した釣果につながった。

アマダイ

まずまず
竿頭 3 ミナミ釣船
最大 32 cm ミナミ釣船

アマダイ竿頭3本はマダイに準じた基準で見ると「まずまず」の範囲。5月は本来アマダイのシーズンオフに近い時期だが、22〜32cmの型が出ている点に注目したい。水温上昇でやや深場に落ちる傾向があり、今後はポイント選びがさらに重要になる。ボウズの方もいた点を見ると、誘いの丁寧さで明暗が分かれた可能性がある。

船宿スコアボード

船宿シロギスカサゴマアジアマダイ
品川ひらい丸竿頭36本(〜21cm)竿頭25本(〜27cm)
ミナミ釣船竿頭23本(〜24cm)竿頭3本(〜32cm)

MVP: 本日最も好成績を収めた船宿

本日のMVPは品川ひらい丸。リレー釣りという限られた時間配分の中で、カサゴ25本・シロギス36本と両方のターゲットで手堅い数字をマーク。特にカサゴの良型率の高さが光る。ミナミ釣船もアジ23本と安定した結果を残しており、GWらしいファミリーフィッシング向きの釣果。2船宿とも全員がボウズなしで帰港しており、この時期の東京湾の底力が垣間見えた1日だった。

今後7日間の予報

GW最終日の5月5日は午前中に風が残るものの午後から落ち着く見込み。本命は5月6日(水)以降で、週の半ばは風速5m/s以下・波0.5m以下の穏やかな日が続く。週末の9日(土)・10日(日)も好条件が予想されており、GW明けこそ実は釣り日和のゴールデンウィークとなりそうだ。

日付天気判定
5/4(月)17〜21℃最大15.6m/s最大1.84m中潮△要注意
5/5(火)14〜19℃最大12.5m/s最大0.9m中潮△要注意
5/6(水)17〜20℃最大5.6m/s最大0.32m中潮◎釣り日和
5/7(木)17〜19℃最大4.2m/s最大0.54m中潮◎釣り日和
5/8(金)18〜22℃最大9.3m/s最大0.96m小潮○まずまず
5/9(土)15〜21℃最大4.9m/s最大0.62m小潮◎釣り日和
5/10(日)15〜21℃最大4.3m/s最大0.32m小潮◎釣り日和

グラフを見れば一目瞭然で、5月4日・5日の強風ピークを過ぎると急激に海が穏やかになる。6日(水)〜7日(木)は風速4〜5m/s台・波高0.5m以下の絶好の凪予報。週末の9日(土)・10日(日)も同様に好条件で、有休を取らなくても十分に狙える。小潮周りとなるため潮の動きは控えめだが、カサゴやシロギスの近場ターゲットなら大きな影響はない。

次の釣行プラン

おすすめ: 5月6日(水)× シロギス・カサゴリレー

GW明け直後で船の混雑が解消され、ゆったり釣りができる平日。風速5.6m/s・波0.32mと絶好の凪予報で、今日の品川ひらい丸の好釣果を見れば近場のシロギス・カサゴは明らかに好調サイクルに入っている。水温17℃台がさらに安定すれば、シロギス専門船なら竿頭50本超えも狙える水準。5日に品川ひらい丸がシロギス&カサゴ乗合で出船確定しているが、6日以降も要チェックだ。

おすすめ船宿: 品川ひらい丸

おすすめ: 5月10日(日)× マアジ

週末釣行派にはこの日がベスト。風速4.3m/s・波0.32mとほぼ凪の予報で、フィーディングタイムが夕方20:43〜と遅めだが、朝マズメの回遊に期待できる。今日のミナミ釣船で竿頭23本を記録しており、水温上昇とともにアジの群れが安定するこの時期は二桁釣果の可能性が高い。GW明けの週末は船の予約も取りやすく、のんびりアジ釣りを楽しむには最適のタイミング。

おすすめ船宿: ミナミ釣船

様子見推奨: 5月5日(火)

GW最終日だが、最大風速12.5m/sとまだ風が残る予報。波高も0.9mまで下がるものの、朝の時間帯に北風が強く吹く可能性がある。出船できる船宿もあるが、特に小型ボートや浅場のキス釣りでは風の影響を受けやすい。翌日の6日が圧倒的に好条件なので、無理せず1日待つのが賢明だ。

出船時刻・予約は各船宿にご確認ください。最新の海況は海況予報ページでチェックできます。初めての船釣りに挑戦する方は船釣り入門ガイドもぜひご覧ください。