4月21日の東京湾は、ミナミ釣船の1船宿のみが出船。マゴチは竿頭3本で最大61cmの大判が飛び出し、シロギスは竿頭20本を記録。水温16.6℃まで上がった中潮の海で、春の釣りものが着実に動き始めている。

今日の海況と釣果への影響

天気ほぼ晴れ 🌤
気温19.9℃
水温16.6℃
南西 3.9m/s
0.94m
潮回り中潮

南西風3.9m/sと穏やかで、波も1m未満。船上での操作性は良好で、繊細なアタリを拾う釣りにも問題のないコンディションだった。ただし最大瞬間風速は9.8m/sまで吹き上がる場面もあり、午後にかけてやや風が強まった可能性がある。中潮の月齢3.6で朝の満潮が6:29と早く、午前中いっぱい潮が効く時間帯が続いた点はプラス材料。

注目すべきは水温16.6℃という数字。4月下旬にしてようやくマゴチの本格始動ラインに到達しつつある。マゴチは水温15℃を超えると捕食活動が活発になり、18℃前後で最盛期を迎える。今日の16.6℃は「エンジンがかかり始めた」段階で、61cmの大判が出たのもこの水温上昇が背景にある。シロギスにとっても16℃台は適温域に入りつつあり、浅場でのエサ追いが良くなる時期だ。

現場の声

本日出船したミナミ釣船の船長コメントは「出船1」と極めて簡潔な内容で、詳細な釣り方やポイント情報は記されていない。しかし、釣果データからはいくつかの重要な示唆を読み取ることができる。

ミナミ釣船

出船1隻での釣行。シロギスとマゴチの二本立てで出船した模様。

ミナミ釣船は南六郷(大田区)を拠点とし、東京湾奥の浅場をホームグラウンドにしている。シロギスとマゴチが同時に釣果として記録されていることから、シロギスを泳がせてマゴチを狙う「泳がせ釣り」もしくはシロギスポイントとマゴチポイントを掛け持ちで攻めた可能性が高い。マゴチの最大61cmという大型は、この時期に産卵を控えた抱卵個体と考えられる。体力のある大型がエサを積極的に追い始めたことを示しており、水温の上昇トレンドが確実に効いている証拠だ。

シロギスのサイズが15〜23cmと幅があり、23cmクラスは「良型」と呼べる部類。湾奥のシロギスは例年4月後半から数が伸び始めるが、今日の竿頭20本は「まだ助走段階」という印象。これが5月に入ると同じポイントで50本超が見えてくるだろう。

魚種別コンディション

マゴチ

まずまず
竿頭 3 ミナミ釣船
最大 61 cm ミナミ釣船

竿頭3本はマゴチとしては「まずまず」の水準で、シーズン序盤としては悪くない滑り出し。船中2〜3本と全員安打に近い形で型を見られたのもポジティブな材料。最大61cmは4月としては上出来で、産卵前の荒食い個体が混じり始めた兆候。水温が18℃に近づく5月上旬には竿頭5本以上の「好調」ラインが見えてくるだろう。

シロギス

まずまず
竿頭 20 ミナミ釣船
最大 23 cm ミナミ釣船

竿頭20本はシロギスとしては「まずまず」の範囲。まだ爆発的な数は出ていないが、船中最低6本と全員が型を見ており、群れが散在している様子がうかがえる。最大23cmの良型が混じるのもこの時期の特徴で、浅場に差してきた先発隊が食い気を見せている段階。水温がさらに上昇すればまとまった群れが入り、一気に50本超の好調域に突入する可能性が高い。

船宿スコアボード

船宿シロギスマゴチ
ミナミ釣船竿頭20本(〜23cm)竿頭3本(最大61cm)

MVP: 本日唯一の出船でシロギス・マゴチ二刀流を敢行したミナミ釣船

4月21日は火曜日ということもあり、出船はミナミ釣船の1隻のみ。多くの船宿はマゴチのシーズンイン直前の「仕込み期間」にある可能性がある。今日のミナミ釣船の釣果は、水温16.6℃の海でマゴチが確実に動き始めていることを証明する貴重なデータ。今週後半から週末にかけて各船宿がマゴチ船を出し始める動きがあるか注目したい。

今後7日間の予報

週半ば(23〜24日)は雨予報で風も強まるため、出船に影響が出る可能性が高い。一方、週末の25〜26日は風が収まり凪の好条件が期待できる。特に27日(月)は風速3.3m/sの最弱予報で、GW前半の釣り日和となりそうだ。

日付天気判定
4/21(火)15〜19℃最大7.8m/s最大0.78m中潮○まずまず
4/22(水)12〜18℃最大8.5m/s最大0.44m中潮○まずまず
4/23(木)12〜16℃最大9.9m/s最大0.32m小潮△要注意
4/24(金)12〜18℃最大11.6m/s最大0.58m小潮△要注意
4/25(土)13〜17℃最大4.2m/s最大0.30m小潮◎釣り日和
4/26(日)17〜20℃最大4.4m/s最大0.22m長潮◎釣り日和
4/27(月)17〜21℃最大3.3m/s最大0.28m若潮◎釣り日和

グラフが示すとおり、風速は木〜金にピークを迎え、土曜日から急激に落ち着く。24日(金)は最大11.6m/sと二桁予報で、出船中止の判断を下す船宿も出るだろう。降水確率も23〜24日は90%と高く、海上は荒れ模様が予想される。週末に狙いを定めるのが賢明だ。

次の釣行プラン

おすすめ: 4月26日(日) × マゴチ&シロギス

週末の日曜日は最大風速4.4m/s、波0.22mと今週のベストコンディションに近い凪予報。気温も17〜20℃と暖かく、水温はさらに上昇して17℃前後に達する可能性がある。今日の釣果でマゴチ61cmが出たことを考えると、水温がさらに上がる週末はマゴチの食いが一段と活発化するタイミング。長潮で潮の動きは緩やかだが、マゴチはもともと流れが緩い時間帯にじっくりエサを食い込む魚種なので、むしろ好都合。シロギスも群れが浅場に寄ってくる時期で、泳がせとの二本立てが楽しめる。GW直前の日曜日は予約が埋まりやすいので、早めの確保を推奨する。

おすすめ船宿: ミナミ釣船

次点: 4月27日(月) × マゴチ

風速3.3m/sは今週最弱の予報で、ベタ凪に近い海面が期待できる。若潮で潮は小さいが、前日の長潮から少しずつ潮が大きくなる変わり目はマゴチの食いスイッチが入りやすい。気温21℃予報は4月としては暖かい部類で、水温の底上げにも貢献する。平日で空いている分、じっくりポイントを攻められるのも利点。

おすすめ船宿: ミナミ釣船

様子見推奨: 4月23日(木)〜24日(金)

23日は降水確率90%で最大風速9.9m/s、24日はさらに悪化して最大11.6m/sが予報されている。二桁風速は船上での釣りが困難になるレベルで、出船中止の可能性も十分にある。仮に出られたとしても、強風下ではマゴチのアタリを取るのが極めて難しく、シロギスも仕掛けが安定しない。この2日間は無理をせず、週末に万全の態勢で臨むのが得策だ。

出船時刻・予約は各船宿にご確認ください。最新の海況は海況予報ページでチェックできます。初めてのマゴチ・シロギス釣りに挑戦される方は船釣り入門ガイドもあわせてご覧ください。