天気曇り ☁️
気温17.2℃
水温14.6℃
南南西 4.3m/s
0.92m
潮回り小潮

4月6日の東京湾は、前日までの南風が収まり北風微風のベタ凪に近いコンディション。波は1m以下、風も4m/s台と穏やかで、全魚種にとって「釣りやすい海」が広がりました。曇り空で直射日光が抑えられたことも、日中の表層水温上昇を緩やかにし、ボトム付近の魚の活性を安定させた要因です。

水温14.6℃は、4月上旬としてはやや低めながらも、マゴチが本格的に動き始めるラインにちょうど乗ったタイミング。この水温帯ではエサとなるハゼやメゴチの活動も活発になり始め、フィッシュイーターの捕食スイッチが入りやすい状況です。小潮で潮流こそ緩やかだったものの、下げから上げへの潮変わりで単発ながらアタリが出る展開となり、丁寧に拾った釣り人が好釣果を手にしています。

総合的に見て、凪・適水温・曇天という三条件が揃った「春の好釣日」。アジ・キスの数釣りからマゴチの大物狙いまで、幅広い魚種で結果が出た充実の一日です。

現場の声

かみやのマゴチ船では、前日までの南風が収まり北風微風の釣り日和に恵まれました。船長は最近好調だったポイントをあえてスルーし、エサ盗りの少ない別エリアからスタート。下げ潮はトロリと緩やかでアタリ少なめの滑り出しでしたが、底引き漁船を避けてポイントを転々とした末に落ち着いた場所で「ひと流し4〜5本」のペースを掴みました。ベタ凪のなか潮変わりで南風が吹き始めるタイミングで活性が上がり、竿頭11本という見事な数字に到達しています。

かみや(マゴチ船)

北風微風の釣り日和。エサ盗りの多いポイントを避けて別エリアからスタート。下げ潮は緩めで単発気味だったが、漁船のいない静かなポイントでジックリ作戦を敢行。ひと流し4〜5本ずつ拾えて順調な展開に。

この「ジックリ作戦」が示唆するのは、小潮の緩い流れでもマゴチは確実にボトムに張り付いているということ。派手な入れ食いではなく、一流しごとにコツコツ拾うスタイルが正解だったようです。底引き漁船の影響で場所を変えざるを得ない状況でも好釣果を叩き出しており、この時期のマゴチの魚影の濃さがうかがえます。

えさ政釣船店(トラフグ船)

手前の50m前後のポイントではサバフグのみ。南のポイントへ移動すると広範囲に反応あり、周囲の船もタマ網で忙しい雰囲気。反応の割に単発な食いで、カットウ針に掛かるパターンが多め。4〜5kgクラスのバラシもあり、大型も潜んでいる気配。

えさ政釣船店の船長コメントからは、トラフグの群れ自体はポイントに入っているものの、口を使うまでに至らない「見えているのに食わない」難しさが読み取れます。カットウ針でスレ掛かりが多い点は、フグが底付近をうろつきつつも積極的に餌を追っていないサイン。ただし4〜5kgクラスの大型がヒットしてバラシが出ているのは明るい材料で、水温が上がればまとまった食いにつながる可能性を示しています。

かみや(LTアマダイ船)

アマダイウィーク再開初日。手前側ポイントでは生体反応なく、南下して剣崎沖へ移動。11時過ぎにようやく初顔合わせ。潮通し悪く間が空きながらポツン程度、サイズも小ぶり主体。少人数で全員本命GETも内容は今イチ。

アマダイは「LTアマダイウィーク」の初日でしたが、手前から南下しながらポイントを探る展開に。小潮で潮通しが悪く、アマダイ特有の「潮が効いた時にだけ口を使う」パターンに苦しんだ印象です。全員がボウズを逃れたのは4名の少人数ならではですが、型も22〜32cmと小ぶり。潮が大きく動く日に再挑戦したいところです。

魚種別コンディション

マゴチ

爆釣
竿頭 12 深川吉野屋
最大 55 cm 深川吉野屋かみや

竿頭12本はマゴチとしては文句なしの爆釣水準(基準8本〜)。4船宿すべてで型が出ており、深川吉野屋が竿頭12本(40〜55cm)、かみやが竿頭11本(37〜55cm)と2船宿でツ抜け達成。新明丸が竿頭4本(最大53cm)、ミナミ釣船が竿頭3本(最大47cm)と続く。水温14.6℃はマゴチの活動が本格化する入口で、エサとなる小魚の動きも活発になるタイミング。小潮の緩い潮でも丁寧に拾えば二桁に届く魚影の濃さは、4月のシーズン開幕を強く印象づける結果。今後水温が16℃台に乗れば、さらなる爆発が期待できます。

マアジ

爆釣
竿頭 90 一之瀬丸
最大 28 cm 荒川屋鴨下丸

竿頭90本はアジとしても爆釣の部類(基準50本〜)。5船宿が出船し、一之瀬丸が竿頭90本(17〜27cm)、深川吉野屋が85本(18〜27cm)、ミナミ釣船が84本(15〜24cm)、鴨下丸が82本(18〜28cm)、荒川屋が72本(19〜28cm)。全船宿で竿頭が70本を超える「ハズレなし」の日で、最低釣果(船中ビリ)でも15本以上と初心者でも十分楽しめる数字。春のアジは群れが安定してポイントに付いており、凪の好条件が仕掛けを安定させて食い込みを良くした結果です。

シロギス

好調
竿頭 84 弁天屋
最大 23 cm 弁天屋

竿頭84本はキスとして好調の水準(基準50〜99本)。弁天屋が竿頭84本(17〜23cm)と頭一つ抜けた数字。荒川屋が竿頭67本(17〜21cm)でこちらも好調ライン。一方、ミナミ釣船は竿頭10本(15〜21cm)とやや渋い結果で、エリアによって明暗が分かれた形。金沢八景方面のポイントでは春の産卵を控えたキスが浅場に集まり始めており、サイズも20cm超えが混じる良型揃い。凪で仕掛けが底を這いやすい条件がプラスに働いています。

ショウサイフグ

まずまず
竿頭 8 新明丸
最大 38 cm 新明丸

竿頭8本はショウサイフグとしてまずまずの水準(基準8〜14本)。新明丸1船宿のみの出船で、0〜8本と釣果に幅あり。最大38cmの良型も混じっており、群れに当たればまとまる気配。小潮の緩い潮がカットウの誘いを難しくした面もあるため、潮が大きくなれば上積みが見込めます。

マダイ

爆釣
竿頭 7 一之瀬丸
最大

竿頭7本はマダイとしては爆釣の域(基準5本〜)。一之瀬丸が竿頭7本を記録した一方、弁天屋は0〜1本と厳しく、船宿・ポイントによる差が大きい日。4月はノッコミ(産卵のため浅場に入る時期)の走りにあたり、群れに当たれば一気に数が伸びる可能性を秘めています。サイズデータは未報告ですが、この時期は大型が混じりやすいため今後の続報に注目です。

トラフグ

やや渋い
竿頭 3 えさ政釣船店一之瀬丸
最大

トラフグは独自基準がありませんが、4船宿出船で竿頭3本は物足りない数字。えさ政釣船店一之瀬丸がともに竿頭3本。中山丸が竿頭2本、川崎丸は全員2本と横並び。えさ政の船長によると反応は広範囲にあるものの「単発な食い」とのこと。4〜5kgクラスのバラシも報告されており、大型が居着いている気配はある。反応の割に食い渋る展開は水温がもう一段上がるのを待つ段階と読めます。

アマダイ

やや渋い
竿頭 3 かみや
最大 32 cm かみや

かみや1船宿のみの出船で、全体1〜3本(22〜32cm)。小潮で潮通しが悪く、船長が手前から剣崎沖まで南下しながらようやく型を見た展開。サイズも小ぶり主体でアマダイウィーク初日としてはやや寂しい結果。潮が大きくなるウィーク後半に期待がかかります。

マコガレイ

まずまず
竿頭 3 荒川屋