天気晴れ 🌤
気温15.7℃
水温14.1℃
南南西 1.6m/s
0.36m
潮回り中潮(月齢16.2)

4月3日の東京湾は、春らしい穏やかな凪に恵まれました。南南西の風はわずか1.6m/sで、瞬間的に7.9m/sの吹き上げがあった程度。波高0.36mと湖のような水面で、ほぼ全ての船宿がストレスなく操船できたはずです。中潮で潮の動きも適度にあり、エサ釣り・ルアー系問わず全魚種に好影響を与えるコンディションが整いました。

水温14.1℃は、4月頭としてはまだ低めの水準です。とはいえ3月中旬の12℃台からは確実に上昇基調にあり、マゴチが本格的に動き始める「14〜15℃帯」にちょうど差し掛かったタイミング。実際、本日のマゴチは4船宿が出船し爆釣を記録した船宿も出ています。アジやキスにとっては活性が上がりきる手前ですが、潮と凪が後押しして数字を伸ばした格好です。

春の東京湾はこの「水温上昇×凪×中潮」の三拍子が揃う日が最も釣果に期待できるタイミング。本日はまさにその条件に合致し、多くの魚種で「好調」以上の結果が出た一日となりました。

現場の声

かみやのマゴチ船は富津沖からスタート。下げ潮が程よく効いたひと流し目から3本を掛ける上々の立ち上がりを見せました。ただし潮の向きが左舷有利に働き、途中まで左舷12本に対して右舷3本という大きな偏りが発生。船長が船向きを変えて対応するも、南西風が弱まるにつれ潮が緩んでしまい、後半は単発の拾い釣りに転じています。

かみや

「富津沖でひと流し目から3本。下げ潮はいい感じに流れていたが、南西風が弱まると流れも緩くなり、後半は小移動しながらの拾い釣り状態に。上げ潮に変わっても左舷有利の展開が続いた」

マゴチは潮の向き次第で座席による釣果差が大きく出る魚種です。本日の「左舷偏重」は潮向きに起因するもので、技術差だけでは説明できません。予約時に潮向きを意識した席選びが重要であることを改めて示した好例です。

中山丸(LTアジ船)

「川崎〜本牧沖の3カ所すべてで好活性。20cm弱のやや小ぶりサイズが目立ったが、竿頭99本を筆頭に93、80、79本と船中全体が好調。薄濁りで潮ゆるい中でもしっかり食った」

中山丸の船長コメントからは、ポイントを問わず湾内全域でアジの活性が高かったことがうかがえます。薄濁りの潮色はアジにとって視覚的な警戒心を和らげる好条件。潮が緩くても食いが立ったのは、水温上昇に伴うエサ(プランクトン)の増加が背景にあると考えられます。

中山丸(トラフグ船)

「富浦沖では反応に乗りっぱなしの状態だが、なかなかテクニカルな展開。1人掛けるともう1人ヒットするチャンス連鎖があった。全て白子入り」

トラフグは富浦沖70〜80mで反応が出ているものの、口を使わせるまでに一筋縄ではいかないシビアな状況。ただし「白子入り」というワードは春フグ狙いの釣り人にとって大きな魅力です。反応自体はあるため、スイッチが入るタイミング次第では大化けの可能性を残しています。

魚種別コンディション

マゴチ

爆釣
竿頭 13 深川吉野屋
最大 58 cm 深川吉野屋新明丸

竿頭13本はマゴチとしては文句なしの「爆釣」水準。8本以上で爆釣判定となるこの魚種で、深川吉野屋が13本を叩き出したのは特筆すべき数字です。かみやが竿頭9本(最大55cm)、新明丸が竿頭7本(最大58cm)、ミナミ釣船が竿頭5本(最大54cm)と、4船宿すべてがまずまず以上の結果。水温14℃台に乗り、マゴチの捕食スイッチが本格的に入り始めたことを示しています。今後水温がさらに上昇すれば、連日の二桁釣果も視野に入ります。

マアジ

爆釣
竿頭 100 須原屋
最大 33 cm 深川吉野屋

竿頭100本は文句なしの爆釣。50本を超えれば爆釣判定のアジで、須原屋が100本、中山丸が99本、深川吉野屋が70本、荒川屋が53本と、5船宿中4船宿が爆釣〜好調の数字を記録しました。中山丸の船長によると3カ所すべてで好活性とのことで、湾内全域にアジの群れが入っている状態。17〜28cmの中小型が中心ながら、深川吉野屋では33cmの良型も混じっています。凪と薄濁りがアジの食いを後押しした一日です。

シロギス

好調
竿頭 63 弁天屋
最大 23 cm 弁天屋新明丸

竿頭63本はキスとして「好調」の水準。弁天屋が63本、荒川屋が60本、新明丸が40本、須原屋が35本と、5船宿すべてが20本以上を記録しています。23cmクラスの良型も混じり、サイズ・数ともに春のキス釣りとしては上出来の一日。凪で仕掛けが安定し、底をしっかり探れたことが数字に直結しました。ただしミナミ釣船は竿頭15本と他船宿より伸び悩んでおり、ポイント差が出た模様です。

トラフグ

厳しい
竿頭 4 川崎丸
出船 3 船宿

ショウサイフグの基準(竿頭15本以上で好調)を参考にすると、竿頭4本は「やや渋い〜厳しい」の間。川崎丸が竿頭4本でトップ、えさ政・中山丸はともに竿頭2本にとどまりました。中山丸の船長によると富浦沖で反応は出ているものの口を使わせるのが難しいテクニカルな展開。ただし「白子入り」の個体が揃っている点は大きな魅力で、反応自体が途切れていないことから一発のチャンスは残っています。

ショウサイフグ

厳しい
竿頭 5 新明丸
最大 38 cm 新明丸

竿頭5本はショウサイフグとしては「厳しい」水準。15本以上で好調となるこの魚種で、ボウズも出ている状況です。ただし38cmの良型が混じっている点は救い。水温がもう少し安定すれば群れがまとまり、数も伸びてくる可能性があります。

マダイ

やや渋い
竿頭 2 弁天屋

竿頭2本はマダイとしては「まずまず」の範疇に入るものの、ボウズも出ておりムラがある状況。弁天屋1船宿のみの出船で、全体像を判断するにはデータ不足です。のっこみシーズンの本格化にはもう少し水温上昇が必要と見られます。

船宿スコアボード

船宿マゴチマアジシロギスその他
深川吉野屋竿頭13本(〜58cm)竿頭70本(〜33cm)
須原屋竿頭100本竿頭35本
中山丸竿頭99本(〜27cm)トラフグ 竿頭2本
かみや竿頭9本(〜55cm)
新明丸竿頭7本(〜58cm)竿頭40本(〜23cm)ショウサイフグ 竿頭5本
弁天屋竿頭63本(〜23cm)マダイ 竿頭2本
荒川屋竿頭53本(〜28cm)竿頭60本(〜21cm)マコガレイ 竿頭5本
ミナミ釣船竿頭5本(〜54cm)竿頭33本(〜26cm)竿頭15本(〜22cm)
えさ政釣船店トラフグ 竿頭2本
川崎丸トラフグ 竿頭4本

MVP: 本日最も好成績を収めた船宿

本日のMVPは深川吉野屋。マゴチ竿頭13本とアジ竿頭70本を両立し、2魚種で圧倒的な数字を叩き出しました。アジ単独では須原屋の100本がトップ。キスでは弁天屋の63本が光ります。新明丸はマゴチ・キス・ショウサイフグの3魚種を狙える万能型で、多魚種を楽しみたい方に好適な選択肢です。

今後7日間の予報

本日4月3日(金)の好条件は週末にかけても概ね維持される見込みです。当日の海況データ(南南西1.6m/s・波0.36m)から判断すると、春型の穏やかな気圧配置が続いています。ただし週末は南寄りの風がやや強まる可能性があるため、最新の予報確認を怠らないようにしてください。中潮から小潮へと潮回りが変わるため、潮の動きが小さくなる後半は朝イチの時合いを逃さない集中力が求められます。

日付天気