今日の海況と釣果への影響

天気曇りのち晴れ
気温12.9℃
水温14.0〜15.2℃
北東弱→南 0.5m/s
0.5m
潮回り大潮(月齢15.2)

4月2日の東京湾は、朝方の曇り空から次第に晴れ間が広がる穏やかな一日。北東の弱風から南風へ切り替わり、波も終日0.5m前後と非常に穏やか。船釣りとしては文句なしの「凪」と言える海況で、どのエリアでもストレスなく釣りに集中できるコンディションが整いました。

水温は湾奥で14.0℃、大貫沖で15.2℃と、4月初旬としては平年並み。この14〜15℃という水温帯は、アジにとっては活性が高まるゾーンであり、実際に本日の爆釣につながった形です。一方、トラフグは水温よりも潮の動きが釣果を左右する魚種。大潮の潮周りが後半のアタリ増加に貢献した模様です。

潮回りは大潮。月齢15.2で潮の干満差が大きく、とりわけ午後にかけて潮が効き始めたタイミングでトラフグの食いが立ったとの報告が複数の船宿から上がっています。春の大潮は魚の移動と活性を促す重要なファクターであり、本日の好結果はまさにその恩恵を受けた格好です。

現場の声

本日は5船宿から釣果報告があり、船長コメントにはポイント情報やヒットパターンなど貴重な一次情報が詰まっていました。特にトラフグ3船宿の声を比較すると、富浦沖の状況がかなり立体的に見えてきます。

えさ政釣船店

「良いポイントにハマるとバタバタと、タモ入れ忙しい時間がありました。船中24匹」

えさ政釣船店の船長によれば、ポイント選びが当たった時間帯に集中的なアタリがあったとのこと。船中24匹は乗船人数を考えると非常に効率の良い数字で、竿頭4本を筆頭に大半の釣り人が型を見ている計算になります。「ポイントにハマると」という表現から、反応のある場所とない場所の差が大きかったことも読み取れます。

川崎丸

「前半は拾い釣りだったが、後半に潮が流れ出してからアタリが多くなった。バラシ多発で惜しかったが、各船ボツボツ。白子入りが18尾連続でデップリ」

川崎丸は2船35名という大所帯で富浦沖へ。注目すべきは「後半に潮が流れ出してからアタリが多くなった」という情報で、大潮の下げ潮が効き始めたタイミングと一致します。水深40〜60mの浅めのポイントに好反応が出たとのことで、春のトラフグが浅場に寄ってきている証拠。さらに「18尾連続で白子入り」という情報は、白子狙いの釣り人にとっては見逃せないポイントです。最大3.0kgの良型も出ており、産卵を控えた丸々太った個体が多い状況と推測されます。

中山丸

「富浦沖で型は見れたが難しい様子。僚船からの情報で帰りがけに追加できた。潮色は澄み、流れは緩い」

中山丸は苦戦気味。潮色が澄み、流れも緩いという報告からは、潮が効いていないエリアでは食いが渋かったことがわかります。ただし僚船との情報交換で追加を確保できたとのことで、広いエリアの中でもムラがあった一日と言えるでしょう。同じ富浦沖でも、ポイントの数百メートルの違いで明暗が分かれる典型的なパターンです。

深川吉野屋

「大貫沖周辺でベイト反応はバッチリ。鳥もスタンバイで雰囲気はバッチリだが、魚が入れ替わってしまい、掛かるのはイナダやマダイ。後半にようやくサワラがヒット」

深川吉野屋のサワラ船は、本命こそ1本にとどまったものの、マダイ5匹・イナダ&ワラサ15匹というゲストフィッシュの充実ぶりが光ります。水温15.2℃という報告は大貫沖の表層温度と見られ、ベイトフィッシュが豊富な海域であることを示しています。船長が「サワラより良いや!」と評するほど、ワラサやマダイの引きを楽しめた一日。サワラのサゴシの群れには遭遇できなかったとのことで、群れの回遊待ちという側面も強い釣りです。

須原屋

「横浜沖周辺の水深20m前後で各ポイントでポツポツと型を見ることができ、皆さんお土産に」

須原屋のLTアジは横浜沖の水深20m前後を攻め、竿頭80本という圧巻の数字。「ポツポツ」というコメントながら竿頭80本は、大潮で潮が動く中でアジの群れが安定してポイントに留まっていたことを示しています。最低でも20本のお土産が確保できており、ボウズなしの全員安打は初心者同行でも安心できる結果です。

魚種別コンディション

マアジ

爆釣
竿頭 80 須原屋
船中幅 20〜80 須原屋

竿頭80本はアジとしては爆釣の水準(基準50本〜)。横浜沖の水深20m前後をLTで攻め、大潮の潮流に乗ったアジが安定して口を使い続けた。最低でも20本は確保できており、船中の底上げも十分。水温14℃台は東京湾のアジにとって活性が高まるゾーンで、今後さらに水温が上がれば大型の回遊も期待できる状況。春のアジシーズンが本格化してきたと言ってよい。

トラフグ

まずまず
竿頭 4 えさ政釣船店
最大 3.0 kg 川崎丸

トラフグは一般的にショウサイフグとは異なり1匹の価値が非常に高い高級ターゲット。竿頭4本は十分に胸を張れる数字で、えさ政釣船店が船中24匹と数を伸ばした。川崎丸では最大3.0kgの良型が上がり、白子入りが18尾連続という驚きの報告も。富浦沖40〜60mの浅場に反応が集中しており、大潮後半の潮が効いたタイミングでアタリが増加した。一方、中山丸は竿頭1本と苦戦しており、ポイント選択の明暗がはっきり分かれた一日。白子シーズンは残り僅かと見られ、狙うなら今がラストチャンス。

サワラ

厳しい
本命 1 本(船中) 深川吉野屋
サイズ 71 cm 深川吉野屋

サワラ本命は船中1本と厳しい結果。ただしゲストフィッシュが非常に豊富で、マダイ5匹・イナダ&ワラサ15匹と「サワラ船」としてはむしろ楽しめた内容。大貫沖のベイト反応は確認できているものの、サワラの群れが入れ替わりイナダ主体になってしまった模様。回遊次第で一気に好転する可能性があり、ベイトが豊富な状況が続く限り期待は持てる。71cmの本命サイズは良型で、群れが戻れば爆発もありうる。

船宿スコアボード

船宿マアジトラフグサワラ特記
須原屋竿頭80本横浜沖20m・全員20本以上
えさ政釣船店竿頭4本船中24匹・好ポイント的中
川崎丸竿頭3本(最大3.0kg)2船出船・白子入り連発
深川吉野屋船中1本(71cm)ゲスト豊富・ワラサ&マダイ計20匹
中山丸竿頭1本富浦沖70〜80m・澄み潮で苦戦

MVP: 本日最も好成績を収めた船宿

本日のMVPは竿頭80本の爆釣を記録した須原屋。LTアジの春シーズン到来を印象づける圧倒的な数字。トラフグ部門ではえさ政釣船店が竿頭4本・船中24匹で頭一つ抜けた結果を残し、川崎丸は白子入り3.0kg級のサイズで勝負。同じ富浦沖を攻めても、ポイント選択と潮のタイミングで大きな差が生まれることが改めて浮き彫りになりました。

今後7日間の予報

本日の大潮は明日4月3日まで続き、その後は中潮へ移行します。直近の海況データから、今週末にかけては比較的穏やかな天候が予想されます。ただし春先は天候の急変に注意が必要な時期。南風が強まる日はうねりが入る可能性があるため、出船前の確認をお忘れなく。水温は14〜15℃台で安定しており、アジの活性は引き続き高い状態が見込まれます。

日付天気判定
4/3(金)晴れ 14℃3m/s0.5m大潮◎釣り日和
4/4(土)晴れ 16℃4m/s0.5m中潮◎釣り日和
4/5(日)曇り 15℃5m/s1.0m中潮◎釣り日和
4/6(月)曇り時々雨 14℃7m/s1.5m中潮○まずまず
4/7(火)曇り 13℃5m/s1.0m中潮◎釣り日和
4/8(水)晴れ 15℃4m/s0.5m小潮◎釣り日和
4/9(木)晴れ 16℃3m/s0.5m小潮◎釣り日和

週末の4月4日(土)・5日(日)はいずれも風5m/s以下・波1m以下と好コンディション。大潮から中潮への移行期で潮もしっかり動くため、アジ・トラフグともに期待が持てます。唯一気になるのは4月6日(月)で、南寄りの風が7m/s前後まで強まる予報。出船できないほどではないものの、波が1.5m程度まで上がるため、船酔いが心配な方は避けた方が無難です。

次の釣行プラン

おすすめ: 4月4日(土) × LTアジ