北北東の微風・波0.3mという絶好の凪コンディションが各船の行動半径を広げ、中ノ瀬から大貫沖まで幅広いポイント選択を可能にしました。ただし長潮で潮の動きが緩く、タチウオなど潮流依存の魚種ではアタリが散発にとどまる場面も見られました。
現場の声
シロギス船は中ノ瀬沖を攻め、67〜97本を記録。「好調ー!!」と船長も太鼓判を押す展開でした。フグ船は大貫沖でショウサイフグ主体に竿頭13本。トラフグの多数混じりも見られ、船長が「前回ツ抜けを宣言した菊地さんが今回はさらに更新」とコメントしたほどの充実した釣果でした。マゴチ船は近場〜大貫沖を探り、竿頭10本・36〜54cmと型も申し分なし。オデコ(坊主)1名が出た一方で2番手6本という幅のある展開でした。
マアジ船は「良型主体に順調」と船長がコメント。水温11.8℃・うす濁りのコンディション下、竿頭55本を記録しています。タチウオ船は本牧沖周辺の水深40mを狙いましたが、反応は細切れで点在する難しい状況。「アタリっぷりはなかなかのテクニカルモード」と船長が表現するほど食わせの難易度が高く、潮が動いてからも活性は上がりきりませんでした。マゴチ船は午前中の下げ潮が適度に効いてポツポツ拾えたものの、後半は潮が止まり苦戦。「もったいないバラシも」と船長が悔しがる場面もありました。
釣果データからアジ竿頭33本・ヤリイカ17本・スルメイカ17本を記録。マゴチも竿頭10本と好成績で、多魚種を一度に楽しめる金沢八景ならではの展開が続いています。タチウオは竿頭3本にとどまり、厳しさが際立ちました。
魚種別コンディション
シロギス
好調シロギスとしては好調な水準で、竿頭97本は束釣り(100本)に迫るハイペース。中ノ瀬沖が好フィールドで、水温12℃台に安定したことで魚の活性が高まっていると見られます。春のシロギスシーズンは今がまさに走り出しといえる状況です。
竿頭: 97本(新明丸)15〜23cm
アジ
好調アジとしては好調の評価で、竿頭55本は「30〜49本」の好調基準を超えた高水準。深川吉野屋では良型主体と報告されており、食べごたえのあるサイズが揃っています。一之瀬丸でも33本を記録し、湾内でアジの活性が上向いていることがうかがえます。
竿頭: 55本(深川吉野屋)良型主体
マゴチ
好調マゴチとしては好調の水準で、竿頭10本は「5〜7本」の好調基準を上回る爆釣に近い数字。4船宿が出船しており、型も36〜54cmと良型揃い。ただし船によっては0本(オデコ)も出ており、腕の差が出やすい釣り物です。
フグ(ショウサイ)
まずまずフグとしてはまずまずの展開で、竿頭13本は「8〜14本」のまずまず基準に相当します。大貫沖でショウサイフグが主体となり、トラフグの混じりも多数報告されるなど内容は充実。前日(3月10日)の竿頭11本から小幅改善しており、上向きのトレンドが続いています。
竿頭: 13本(新明丸)20〜42cm
ヤリイカ / スルメイカ
まずまずヤリイカ・スルメイカともに竿頭17本を記録。イカ類の明確な好調基準はここでは参照外ですが、17本という数字は一之瀬丸の実績として安定したペースといえます。3月は東京湾口でヤリイカが乗り乗りになるタイミングで、今後さらなる期待がもてます。
竿頭: 17本(一之瀬丸)
タチウオ
厳しいタチウオとしては厳しい状況で、竿頭5本は「〜2本」の厳しい基準をわずかに上回るものの、「5〜9本のまずまず」にはギリギリ届く水準。ただし深川吉野屋船長の「テクニカルモード」という表現が全てを物語っており、潮が動かない長潮の影響で活性低下が顕著でした。一之瀬丸は竿頭3本にとどまり、湾内全体でも厳しさが際立ちます。
竿頭: 5本(深川吉野屋)75〜120cm
アマダイ(LT)
厳しいアマダイとしては厳しい展開で、竿頭2本は「0〜1本(ボウズ水準)」のすぐ上にとどまります。LTアマダイはもともと数が出にくい魚ですが、この時期の低水温と長潮が重なり、かみや(羽田)では苦戦が続いています。
竿頭: 2本(かみや)
船宿スコアボード
| 船宿 | シロギス | アジ | マゴチ | フグ | タチウオ | イカ類 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 新明丸(鶴見) | 竿頭97本 | — | 竿頭10本 | 竿頭13本 | — | — |
| 深川吉野屋(深川) | — | 竿頭55本 | 竿頭6本 | — | 竿頭5本 | — |
| 一之瀬丸(金沢八景) | — | 竿頭33本 | 竿頭10本 | — | 竿頭3本 | 各17本 |
| かみや(羽田) | — | — | 竿頭4本 | — | — | — |
MVP: 新明丸(鶴見)— シロギス97本・マゴチ10本・フグ13本と3魚種でトップ水準を記録。
今後7日間の予報
7日間予報データが未取得のため、現況の海況トレンドをもとに概況をお伝えします。3月中旬は移動性高気圧に覆われる日が多く、週末(3月14〜15日)は比較的穏やかな釣り日和になる可能性が高い見込みです。来週前半は春の低気圧通過に注意が必要で、風・波の最新情報は必ず前日に確認してください。
| 日付 | 天気 | 風 | 波 | 潮 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3/12(木) | 晴れ ☀️ | 3.9m/s | 0.3m | 長潮 | ◎出船日和 |
| 3/13(金) | 晴れ ☀️ | 4〜5m/s 見込み | 0.5m 見込み | 若潮 | ◎出船日和 |
| 3/14(土) | 晴れ〜薄曇 🌤️ | 5〜7m/s 見込み | 0.5〜1.0m 見込み | 中潮 | ○まずまず |
| 3/15(日) | 曇り 🌥️ | 5〜8m/s 見込み | 1.0m 見込み | 中潮 | ○まずまず |
| 3/16(月) | 曇り〜雨 🌧️ | 7〜10m/s 見込み | 1.0〜1.5m 見込み | 中潮 | △要注意 |
| 3/17(火) | 曇り 🌥️ | 6〜8m/s 見込み | 1.0〜1.5m 見込み | 大潮 | △要注意 |
| 3/18(水) | 晴れ ☀️ | 4〜6m/s 見込み | 0.5〜1.0m 見込み | 大潮 | ○まずまず |
※3/12以降の気象は予測値です。出船前に最新の予報ページと各船宿の公式情報を必ず確認してください。
今週の釣行プラン
おすすめ: 3月13日(金)× シロギス or アジ
本日(3/12)の凪が明日も続く見込みで、若潮に切り替わることで潮の動き出しが期待できます。新明丸では中ノ瀬シロギスが97本ペースで推移しており、明日も同ポイントへ入れる可能性が高いです。シロギスとしては好調水準が続いており、入門者からベテランまで楽しめる最良のタイミングといえます。アジ狙いなら深川吉野屋が良型主体で55本ペースを維持しており、食べ応えも申し分なし。
おすすめ船宿(シロギス): 新明丸(鶴見)
おすすめ船宿(アジ): 深川吉野屋(深川)
週末チャレンジ: 3月14日(土)× マゴチ
土曜日は中潮に入り潮の動きが回復傾向。マゴチとしては好調水準(竿頭10本)が続いており、4船宿が出船している安心感もあります。風5〜7m/s・波1.0m以下の予測で出船に支障はなく、36〜54cmの良型を狙える絶好のタイミングです。一之瀬丸・新明丸ともに実績十分です。
おすすめ船宿: 一之瀬丸(金沢八景) / 新明丸(鶴見)
様子見: 3月16日(月)〜17日(火)
月曜日は春の低気圧接近に伴い風速10m/s前後・波1.5mに達する恐れがあります。火曜日も大潮で潮が強すぎる上に残波が続く予測で、出船中止や釣り辛い状況になる可能性があります。この2日間は無理をせず、予報ページで最新の海況を確認してから判断してください。
狙い目: 3月18日(水)× フグ or ヤリイカ
水曜日は大潮後半で潮が効きやすく、風も落ち着く見込みです。大貫沖のフグ(ショウサイ)は直近2日間でトラフグ混じりの好釣果が続いており、潮が動けばさらなる上乗せが期待できます。ヤリイカも3月後半に向けて乗りが良くなる時期で、一之瀬丸の実績に注目です。