2026年6月20日(土)20:00更新
梅雨空の土曜日、出船はミナミ釣船1軒のみ──シロギス竿頭20本・マダコ7杯で静かに終了
週末の土曜日とは思えない静けさだった。朝から降り続いた雨は釣り人の足を完全に止め、東京湾で釣果報告が上がったのはミナミ釣船ただ1軒。前日の金曜日には第二泉水がキス141本を叩き出し、深川吉野屋のタチウオ50本、一之瀬丸のアジ72本と湾全体が活況だっただけに、天気ひとつでここまで変わるのかと痛感させられる土曜日だった。
今日の海況と釣果への影響
実は海上のコンディション自体は悪くなかった。風は1m/s弱とほぼ無風、波も0.3mでベタ凪に近い。中潮で朝の満潮が7時46分、フィーディングタイムが6時半〜8時半と朝イチに潮が効く好配置だった。問題はひたすら「雨」の一点。降水確率100%の予報どおり終日降り続け、休日にわざわざ船に乗ろうという釣り人が極端に少なかった。
水温23.1℃は6月下旬としては順調な推移で、シロギス・マダコ・マゴチいずれも活性が上がる温度帯に入っている。今週前半は各船宿でキス100本超・タチウオ30本超・マダコ19杯といった派手な数字が並んでいただけに、海のポテンシャルが高い状態で「人が来なかった」というのが今日の本質だ。
現場の声
今日釣果報告があった唯一の船宿、ミナミ釣船の船長コメントは「☆(第7)の★‥」とごく短い記録のみ。第7ポイント周辺での操船だったことがうかがえる程度で、詳細な状況は読み取れない。ただ、同船は6月14日にもシロギス竿頭18本の釣果を出しており、今日の20本はその数字を上回っている点は注目に値する。雨天で人が少なかったぶん、ポイントのプレッシャーが低く、数を伸ばせた可能性がある。
第7ポイント周辺での釣行。シロギス2〜20本(14〜24cm)、マダコ0〜7杯の釣果。
船長コメントが限られる日こそ、直近の釣果データから推測を組み立てるしかない。ミナミ釣船は今週キス・マダコ・アナゴをローテーションしており、シロギスとマダコの併せ釣りという組み立てだった。24cmの良型が混じっている点は、水温上昇に伴って浅場にキスが寄ってきている証拠といえる。
魚種別コンディション
シロギス
やや渋い竿頭20本はキスとしては「まずまず」のボーダーライン上。ただし前日の金曜日には第二泉水が竿頭141本という爆裂スコアを叩き出しており、長崎屋96本、弁天屋88本と100本前後が複数船宿で出ていた。今日の20本は出船1軒・雨天という特殊事情を差し引く必要がある。最大24cmの良型が混じっている点は好材料で、水温23℃台のいまは群れが浅場に集まりやすい。天気が回復すれば一気に数が戻るだろう。
マダコ
まずまず竿頭7杯はマダコとして「まずまず」の水準。前日は豆やが竿頭20杯、第二泉水が16杯、えさ政釣船店が15杯と二桁ラッシュだっただけに、今日の7杯はやや物足りなく映る。とはいえ出船1軒の雨天で7杯確保できたのは悪くない。今週はマダコ船が湾全体で好調基調を維持しており、かみやが19杯(6/19)、吉久が船中合計137杯(6/19)と絶好調。梅雨時のマダコは水温上昇とともにさらに活性が上がる時期に入っている。
今日は出船が1軒だったため、直近7日間の主要魚種を俯瞰しておく。今週の東京湾は多魚種が活況を呈しており、キスは長崎屋の152本(6/17)が週間最高。タチウオは深川吉野屋の50本(6/19)が群を抜き、アジは粂丸の175本(6/16)という驚異的な数字が出た。マゴチは一之瀬丸の10本(6/16)と好調ラインをクリア。スルメイカも一之瀬丸で117本(6/14)を記録するなど、梅雨入り後の東京湾は例年通りの「何を狙っても面白い」シーズンに突入している。
船宿スコアボード
| 船宿 | シロギス | マダコ |
|---|---|---|
| ミナミ釣船 | 竿頭20本(〜24cm) | 竿頭7杯 |
MVP: 本日唯一の出船で両魚種ともまずまずの結果を残したミナミ釣船
出船1軒のスコアボードは寂しいが、裏を返せば今日出船した釣り人はライバルが少ないなかで釣りを楽しめたはず。特にマダコはポイントのプレッシャーが低い日ほどアタリが出やすい傾向があり、雨のなか出かけた人にとっては悪くない判断だったといえる。
参考までに前日(6/19・金)の主要船宿スコアを振り返っておく。
| 船宿(6/19参考) | 主要魚種 | 竿頭 |
|---|---|---|
| 第二泉水 | シロギス | 141本(〜23cm) |
| 深川吉野屋 | タチウオ | 50本(〜110cm) |
| 一之瀬丸 | マアジ | 72本(〜28cm) |
| 豆や | マダコ | 20杯 |
| かみや | マダコ | 19杯(船中120杯) |
| ひらの丸 | タチウオ | 29本(〜108cm) |
前日はほぼ全魚種で好調〜爆釣レベル。雨さえなければ今日もこの水準が続いていた可能性が高い。
明日と今後7日間の予報
残念ながら明日の日曜日(6/21)もスッキリしない。降水確率は100%、風が最大8m/sまで上がる予報で、波も1m超えが見込まれる。小潮に入ることもあり、「無理して出る日ではない」というのが正直なところだ。ただし満潮が9時01分で、フィーディングタイムの7時〜9時と重なるため、出船できればチャンスはある。風向き次第で湾奥の船宿が出船を決める可能性もあるので、各船宿の前夜判断を確認してほしい。
来週に目を向けると、火曜(6/23)あたりから風が収まり、水曜(6/24)は波0.2m・風2.9m/sとかなり穏やかな予報。長潮で潮の動きは小さいが、凪が確約されるなら十分に価値がある。週後半の金曜(6/26)は再び風12m/s超の予報が入っており、荒れる可能性が高い。狙い目は火〜木の3日間に集中している。
| 日付 | 天気 | 風 | 波 | 潮 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 6/21(日) | 雨 21〜22℃ | 最大8.0m/s | 1.08m | 小潮 | △要注意 |
| 6/22(月) | 曇 19〜21℃ | 最大8.0m/s | 0.66m | 小潮 | △要注意 |
| 6/23(火) | 曇 19〜25℃ | 最大5.3m/s | 0.32m | 小潮 | ○まずまず |
| 6/24(水) | 曇/雨 19〜23℃ | 最大2.9m/s | 0.20m | 長潮 | ◎釣り日和 |
| 6/25(木) | 曇/雨 20〜24℃ | 最大4.2m/s | 0.24m | 若潮 | ◎釣り日和 |
| 6/26(金) | 雨 23〜25℃ | 最大12.3m/s | 1.24m | 中潮 | △要注意 |
次の釣行プラン
おすすめ: 6/24(水) × シロギス・マダコ
今週最も凪が期待できるのがこの水曜日。風2.9m/s・波0.2mの予報はほぼベタ凪で、キス船・タコ船ともに快適な釣りが約束される。今週のキスは第二泉水の141本を筆頭に爆釣モードが続いており、水温23℃台・凪・長潮という組み合わせは数釣りに絶好のセッティング。マダコも豆やの竿頭20杯が示すように今シーズン最高潮。平日に休みが取れるなら迷わずこの日を。
おすすめ: 6/25(木) × タチウオ・マゴチ
木曜も風4.2m/s・波0.24mと穏やか。若潮で潮の動きは緩やかだが、タチウオは今週深川吉野屋の竿頭50本(6/19)という爆釣級の数字が出ている。潮がゆるい日はジギングよりテンヤで細かいアタリを拾う釣りが有利になりやすい。マゴチも新明丸が竿頭8本(6/19)と好調で、水温上昇とともにさらなる上積みが見込める。
様子見推奨: 6/21(日)・6/26(金)
明日の日曜は風最大8m/sに雨が重なり、出船中止になる船宿が多い見込み。金曜の6/26は風12m/s超と今週最悪の予報で、出船は極めて厳しい。週末の計画は翌週に持ち越したほうが賢明だ。