2026年6月15日(月)20:00更新
粂丸アジ竿頭100本の爆釣、吉久タチウオ39本も圧巻──大潮パワー全開の月曜日
梅雨前線の影響で朝方は雨がぱらついたものの、風はほぼ無風に近い東南東1m/s。波も0.3m台と穏やかで、大潮初日の強い潮流がそのまま魚の活性に直結した格好だった。とりわけ回遊魚のアジとタチウオが爆発し、「月曜でも行って正解だった」と言える充実の釣果が各地で記録された。
今日の海況と釣果への影響
予報では風速10m/s超も見込まれていたが、実際の観測値は1m/s前後の凪。降水100%予報にもかかわらず、実釣時間帯は曇りベースで持ちこたえた。大潮初日で干潮10:50に向けて午前中は下げ潮がしっかり効き、アジ・タチウオなど潮を好む回遊魚のスイッチが入った。
水温21.8℃は6月中旬として標準的な水準。この温度帯になるとマアジの群れが湾奥から中ノ瀬・横浜沖に安定して入り、マアナゴの夜釣りシーズンも本番を迎える。一方、マゴチは水温的には好条件だが、今日は潮が速すぎてエサ付けに苦戦した船宿もあったようだ。
現場の声
今日はかみやの都築船長から詳細なコメントが届いた。マゴチ船で出船するも、木更津沖からスタートして「アタリらしきもの」が1回あっただけで筋を変えても反応なし。自身がかつて好調だったポイントへ移動しても沈黙が続き、最終的に海堡周辺まで大移動。上げ潮が効いたタイミングでようやく1本を絞り出したが後が続かなかったという。
かみや(マゴチ船)
「木更津沖からスタートもアタリ出せず。海堡周辺へ移動して上げ潮の大流しでようやく1本。イカエサへの反応もなく、久々のマゴチ担当に大苦戦。ストックマゴチ大放出となりました」
かみやのマゴチは前日に竿頭6本(最大58cm)と好調だっただけに、今日の船中合計わずか1本は明暗がくっきり分かれた形。船長コメントから読み取れるのは、木更津沖のマゴチが大潮の速い潮に翻弄されてポイントに定位しなかった可能性だ。海堡周辺で1本出たのは潮がヨレる地形変化で魚が落ち着いていたためだろう。
えさ政釣船店(マダコ船)
「いつもとパターンを変えたポイントからスタートも型見るか見ないかの繰り返し。後半は型狙いのポイントで2.0kgと2.6kgが出ました」
えさ政のタコ船は竿頭5杯と数では伸びなかったが、2kg超の良型が2杯混じったのは注目。大潮の速い潮ではタコもテンヤに乗りにくくなるが、ポイントを変えた後半に型物が集中したのは、潮が緩む時間帯にタコが底に張り付いて捕食していたことを示唆している。
魚種別コンディション
マアジ
爆釣竿頭100本はアジとしては文句なしの爆釣。粂丸は前日の竿頭58本から大幅に上積みし、6/9の143本以来の三桁台に復帰した。政信丸が50本、林遊船が38本、弁天屋と一之瀬丸が30本と7船宿すべてが好調以上。大潮の下げ潮で群れが固まり、コマセへの反応が非常に良かった。弁天屋では最大45cmの良型も混じり、数とサイズの両立が実現した1日だった。
タチウオ
爆釣吉久の竿頭39本は今週最高値で、前日の22本から大幅ジャンプ。爆釣ラインの20本超を3船宿すべてがクリアした。弁天屋が竿頭18本で114cmのドラゴン級、一之瀬丸が竿頭13本(最大100cm)。大潮の潮流に乗ってベイト(カタクチイワシ)が湾奥に押し込まれ、それを追ったタチウオの群れが浅場で高活性を維持した。週を通じて安定して10本以上を出し続けており、まさに旬のど真ん中だ。
シロギス
好調弁天屋が竿頭60本、つり幸が45本で、キスとしては好調水準をキープ。ただし前日のかめだや108本、長崎屋133本といった爆釣モードからは落ち着いた印象。本日出船が2船宿にとどまったこともあり、データ的には「好調を維持しつつも一服」の位置づけ。水温21℃台はキスにとってベストゾーンで、ポイント次第では三桁も十分狙える状況が続いている。
マアナゴ
好調中山丸が竿頭30本・船中合計187本と安定した数字を叩き出した。前日の船中218本からはやや減少したが、3船宿がそろって二桁を記録しており、夏のアナゴシーズンは完全に軌道に乗っている。つり幸が竿頭20本(最大38cm)、ミナミ釣船が竿頭18本(最大45cm)。大潮の夜は潮が動いてアナゴの活性が上がりやすく、今週いっぱい好調が続く見通しだ。
マダコ
好調洋平丸が竿頭12杯でタコとしては好調ライン。吉久は竿頭11杯・船中63杯と船全体で好結果を出した。ただしえさ政は竿頭5杯で苦戦した模様。前日の洋平丸12杯と同水準を維持しているが、えさ政は前日の13杯から大幅ダウン。大潮で潮が走るとテンヤが底を取りにくくなるため、ポイント選びが明暗を分けた格好だ。
マゴチ
やや渋い一之瀬丸が竿頭6本(40〜56cm)で好調ラインを超えたが、弁天屋は竿頭2本(最大59cm)、かみやは船中わずか1本と船宿間の差が極めて大きい。一之瀬丸の前日竿頭10本からは4本減で、全体としてはやや渋いと評価せざるを得ない。大潮の速い潮がエサの動きを安定させず、底をじっくり攻められなかったことが苦戦の主因と考えられる。
ショウサイフグ
やや渋い新明丸が竿頭9本(船中合計13本)で、フグとしてはやや渋い水準。前日の竿頭5本からは改善したが、6/10の竿頭16本には遠い。船中合計が13本にとどまることから、群れが散っている可能性が高い。潮が落ち着く中潮以降にまとまった食いが戻るかどうかが焦点になる。
スルメイカ
まずまず萬栄丸が竿頭48本で、シーズン序盤としてはまずまずの数字。前日はケンサキイカ・クロムツとの乗合だったため単純比較は難しいが、一之瀬丸では前日117本の爆釣が記録されていただけに、内房方面のスルメもこれから本格化しそうな気配だ。
船宿スコアボード
| 船宿 | マアジ | タチウオ | シロギス | マゴチ | マダコ | マアナゴ | その他 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 粂丸 | 竿頭100 | — | — | — | — | — | — |
| 吉久 | — | 竿頭39 | — | — | 竿頭11 | — | — |
| 弁天屋 | 竿頭30 | 竿頭18 | 竿頭60 | 竿頭2 | — | — | — |
| 一之瀬丸 | 竿頭30 | 竿頭13 | — | 竿頭6 | — | — | — |
| 政信丸 | 竿頭50 | — | — | — | — | — | — |
| 林遊船 | 竿頭38 | — | — | — | — | — | — |
| 黒川丸 | 竿頭34 | — | — | — | — | — | — |
| 中山丸 | — | — | — | — | — | 竿頭30 | — |
| つり幸 | 竿頭7 | — | 竿頭45 | — | 竿頭3 | 竿頭20 | — |
| 萬栄丸 | — | — | — | — | — | — | スルメイカ竿頭48 |
| 洋平丸 | — | — | — | — | 竿頭12 | — | — |
| 新明丸 | — | — | — | — | — | — | フグ竿頭9 |
| えさ政 | — | — | — | — | 竿頭5 | — | — |
| ミナミ釣船 | — | — | — | — | — | 竿頭18 | — |
| かみや | — | — | — | 竿頭1 | — | — | — |
MVP: 本日最も好成績を収めた船宿
本日はアジ船が7船宿から出船し、粂丸の三桁が圧倒的。政信丸の50本も走水アジとして安定の好釣果だった。タチウオは吉久が頭一つ抜け、竿頭39本は直近1週間で最高の数字。弁天屋はアジ・タチウオ・キス・マゴチの4魚種を出船させ、いずれもまずまず以上の結果で総合力が光った。
明日と今後7日間の予報
明日6/16(火)は大潮2日目で風速最大7m/s予報。降水確率0%の晴れベースとなり、波も0.3m以下の凪が予想される。今日の爆釣データを見ると、潮が大きく動く大潮の恩恵は明日も続く公算大。今週のベストチャンスのひとつと見ていい。6/17(水)は中潮に変わるが風4m/sと穏やかで、こちらもコンディション良好。週末6/20(土)は降水87%ながら風は5m/s以下に収まりそう。ただし6/21(日)は風速17m/sの強風予報で出船が厳しくなる可能性