2026年9月28日(月)20:00更新

終日雨の月曜、それでも巳之助丸のマアジ118本を筆頭に東京湾は数釣りモードが継続した1日

  • MVP: 巳之助丸(マアジ竿頭118本・最大42cm、カワハギも竿頭20本)
  • 爆釣魚種: マアジ(13船宿が出船、5軒で竿頭50本超)、シロギス(長崎屋110本)
  • 海況: 中潮・波0.72m・南西1.1m/s(雨は強かったが海面は穏やか)
  • 明日の判定: ○まずまず

朝から雨、しかも降水確率100%という月曜。それでも風が南西1.1m/sと極端に弱く、波は0.7m台で収まりました。「雨は降るが海は凪ぐ」という、船釣りにとっては悪くない組み合わせ。結果として湾奥のアジ・シロギスから三浦のタチウオまで、ほぼ全方位で数が出ています。雨を嫌って出船を見送った人は、正直なところ損をした1日でした。

天気雨
気温23.1℃
水温23.7℃
風南西 1.1m/s
波0.72m
潮回り中潮(月齢17.0)

今日の東京湾は「雨天・微風・低波」という組み合わせでした。平均風速は4.1m/s、最大でも9.1m/s。午後に一時吹いた場面はあったものの、波高は終日1m以下で推移しています。雨天は水面の光量を落とすため、アジやタチウオといった警戒心の強い魚がタナを上げやすく、実際に多くの船で数が伸びました。

水温は23.7℃。こうゆう丸の計測でも24.1℃と、9月末としてはまだ高めの部類です。この水温帯はマアジ・シロギス・タチウオがいずれも高活性を保つゾーン。一方で秋の本命であるカワハギは、水温が下がるほど身が締まって数も伸びる魚。24℃前後はまだ「走り」の段階で、竿頭20本が上限という今日の数字はその季節進行を素直に反映しています。

潮回りは中潮の月齢17。満潮06:03、干潮12:01と午前中に大きく潮が動きました。朝一に釣果が集中し、午後に一度落ちるという船宿コメントが複数見られたのは、この潮汐カーブどおりの展開です。

現場の声

今日の現場を最もよく伝えているのが、三浦半島東のこうゆう丸と湾奥のいわたのコメントです。両者とも「雨風の中でも魚は素直だった」という趣旨を残しています。

こうゆう丸

猿島〜観音崎沖の水深50〜65mで、ドラゴン・ドラゴン級も混じり全員がお土産を確保。水温は24.1℃。レクチャー希望者が多めだったが全員が釣果を得た。

いわた

走水沖でタチウオを狙い、朝のうちは活性よくポツポツ。その後も比較的素直に当たった。後半風が出るとややテクニカルになったが、F5サイズもちらほら出た。

2船とも共通するのは「初心者・レンタル客が多くても全員が釣れた」という点。これはタチウオの群れが猿島〜観音崎〜走水のラインに濃く入っていることを意味します。水深50〜65mというヒットレンジは、この時期の東京湾タチウオの定番。潮が動く午前中に手返しを稼げるかが本数の分かれ目でした。

一方、かみやのマダコ船は苦戦模様。船長のコメントによれば、開始早々に1杯出た後は「たま~にポツン」という地味な展開が続き、昼から大きくポイント移動して連釣する人が出た程度。竿頭7杯は天ヤ釣りの常連客でした。なお、かみやのマダコ船は本日をもって一時中断、年末の1か月間に再開予定とのこと。羽田のタコを狙っていた方は予定変更が必要です。

魚種別コンディション

マアジ

爆釣
竿頭 118 本 (巳之助丸)
最大 42 cm (巳之助丸)

竿頭118本はアジの爆釣ライン50本を大きく超える水準。巳之助丸は前日27日も111本、26日は133本と週を通して3桁を維持しており、久比里沖の群れが完全に居着いています。第二泉水100本、つり幸89本、横浜黒川本家82本と、湾奥から横浜まで13船宿が出船して軒並み好調。サイズも20〜42cmと幅広く、走水系の政信丸は23〜40cmの良型主体でした。

シロギス

爆釣
竿頭 110 本 (長崎屋)
最大 24 cm (長崎屋)

竿頭110本はキスとして文句なしの爆釣。長崎屋は前日27日の竿頭88本から110本へと上積みし、今週の自己ベストを更新しました。弁天屋も竿頭85本と安定。水温23℃台はキスがまだ浅場に残る時期で、落ちギスに移行する前の最後の数釣りシーズンと言えます。

タチウオ

爆釣
竿頭 33 本 (教至丸)
最大 131 cm (教至丸)

竿頭33本はタチウオの爆釣基準20本を大きく上回る数字。教至丸は131cmのドラゴンまで獲り、数と型を両立させました。鴨下丸が竿頭20本(80〜125cm)、第二泉水が20本、こうゆう丸が19本(最大123cm)と、三浦・横浜方面が総じて強い1日。ただしミナミ釣船は竿頭5本、金沢八景黒川丸は6本と湾奥側は伸び悩み、エリア差がはっきり出ました。

カワハギ

爆釣
竿頭 20 本 (巳之助丸)
最大 29 cm (巳之助丸)

竿頭20本はカワハギの爆釣ラインちょうど。巳之助丸は前日27日の13本から20本へ大きく伸ばしました。ひらの丸も竿頭14本と好調で、こちらは27日の6本から倍以上の伸び。山下丸は13本(最大28cm)。水温が下がるこれから12月にかけて肝が入り、本格シーズンを迎えます。

マダイ

爆釣
竿頭 10 本 (野毛屋)
船中 15 本 (房丸)

マダイは竿頭5本以上で爆釣の魚種。野毛屋の竿頭10本はその倍で、本日屈指のインパクトある数字です。房丸は鴨居大室沖で船中15本を記録。房丸は26日に竿頭6本、27日に7本と週後半にかけて数を伸ばしており、秋のノッコミ前の荒食いが始まった様子がうかがえます。

マダコ

好調
竿頭 10 杯 (長崎屋)
船中 28 杯 (かみや)

長崎屋の竿頭10杯は爆釣ラインに到達。前日27日の8杯から上積みしています。一方かみやは竿頭7杯・船中28杯で、船長コメントどおり「転々と探る」展開。かみやのタコ船は本日で一時中断となるため、羽田でタコを狙うなら年末の再開待ちです。

竿頭 17 本 (新明丸)
最大 38 cm (新明丸)

竿頭17本はフグとして好調圏。ただし新明丸は前日27日に25本を記録しており、前日比では約3割減。中潮で潮の動きがやや緩んだことが影響したとみられます。それでも最大38cmの良型が混じり、内容は悪くありません。

サワラ

やや渋い
竿頭 4 本 (深川吉野屋)
最大 86 cm (深川吉野屋)

今日は5船宿が狙って竿頭4本止まり。深川吉野屋は船中11本でしたが、24日の船中84本・27日の38本と比べると明らかに落ち込みました。雨で水面のベイトが散り、ナブラが立ちにくかったことが要因と考えられます。群れ自体は湾内に残っており、晴天・凪の日に再び固まる可能性は高い状況です。

このほか萬栄丸が内房でクロムツ竿頭42本、スルメイカ36本というダブル好釣果。濱生丸は深場のアコウダイで竿頭8本(62cm)を上げています。

船宿スコアボード

船宿マアジシロギスタチウオカワハギ
巳之助丸(久比里)竿頭118——竿頭20
長崎屋(横浜)—竿頭110——
第二泉水(東京)竿頭100—竿頭20—
つり幸(横浜)竿頭89———
横浜黒川本家竿頭82———
深川吉野屋竿頭65—竿頭16—
弁天屋(金沢八景)竿頭30竿頭85—竿頭6
教至丸(三浦東)——竿頭33—
石川丸(三浦東)竿頭52—竿頭18—
ひらの丸(富津)———竿頭14

MVP: 本日最も好成績を収めた船宿

スコアボードを見ると、複数魚種で結果を出した船宿が目立ちます。巳之助丸はマアジ118本とカワハギ20本の両方で本日の最高値を叩き出し、文句なしのMVP。弁天屋はアジ・キス・カワハギの3種すべてで釣果を並べ、金沢八景らしい多彩さを見せました。石川丸はアジ52本とタチウオ18本の二枚看板で、三浦半島東の安定感を証明しています。

明日と今後7日間の予報

明日29日(火)は依然として降水確率100%ですが、風は最大6.0m/s、波は最大0.56mと今日よりさらに穏やかになります。雨さえ許容できれば海面コンディションは今日以上。フィーディングタイムは14:59〜16:59で、午後便のアジ・タチウオが面白い時間帯にあたります。判定は雨を考慮して「○まずまず」。合羽と防水対策さえ整えれば、今日と同等の釣果が期待できる条件です。

雨が明けるのは30日(水)以降。10月1日(木)は降水27%まで下がり、2日(金)以降は波0.4m以下という超凪コンディションに入ります。そして最大の山場は10月3日(土)。風4.7m/s、波0.26m、降水6%と、この7日間で唯一「◎釣り日和」を出せる文句なしの1日です。小潮で潮の動きは緩みますが、凪の週末は初心者にも家族連れにも最適でしょう。

日付気温風波潮判定
9/29(火)19.9〜23.4℃6.0m/s0.56m中潮○まずまず
9/30(水)20.9〜21.8℃5.6m/s0.60m中潮○まずまず
10/1(木)21.0〜24.6℃7.3m/s0.58m中潮○まずまず
10/2(金)17.8〜22.2℃6.6m/s0.40m小潮○まずまず
10/3(土)18.1〜22.2℃4.7m/s0.26m小潮◎釣り日和
10/4(日)18.9〜22.6℃4.2m/s0.32m小潮◎釣り日和

次の釣行プラン

おすすめ: 10月3日(土) × カワハギ

波0.26m・風4.7m/sという今週最高の凪に加え、気温が18〜22℃まで下がる予報。水温低下がカワハギのスイッチを入れる時期で、今日すでに巳之助丸が竿頭20本、ひらの丸が前日6本から14本へと倍増させています。この上昇カーブが週末まで続けば、久比里・富津の両エリアで20本超が複数出る可能性が高い。小潮で船の揺れも小さく、繊細なアタリを取るカワハギ釣りには理想的な条件です。

おすすめ船宿: 巳之助丸 / ひらの丸 / 山下丸

次点: 10月4日(日) × マアジ

13船宿が出船して軒並み好調というアジの勢いは、水温が23℃台を保つ限り続きます。4日は風4.2m/s・波0.32mと凪。フィーディングタイムが19:56〜21:56と夜寄りなので、夕方まで粘れる午後便や夜アジ船が狙い目。粂丸や横浜黒川本家の湾内アジは数、政信丸など走水系は型と、目的で選び分けられます。

様子見推奨: 9月30日(水)〜10月1日(木)

海況そのものは悪くありませんが、30日は降水55%、1日は風が最大7.3m/sまで上がる予報。特に1日は午後から吹き上がると小型船では釣りづらくなります。今週の貴重な1日を使うなら、条件が固まる金曜以降に回すのが賢明です。

出船時刻・予約は各船宿にご確認ください。最新の海況は海況予報ページで。初めての方は船釣り入門ガイドをチェック。エリア全体の動向は東京湾のページからどうぞ。