2026年9月25日(金)20:00更新

大潮の凪でアジとタチウオが同時爆発、横浜 黒川本家マアジ102本・深川吉野屋タチウオ50本の金曜日

  • MVP: 横浜 黒川本家(マアジ竿頭102本・18〜28cm、全員41本以上の高位安定)
  • 爆釣魚種: マアジ(17船宿出船、8軒で竿頭50本超)、タチウオ(深川吉野屋50本・最大129cm)
  • 海況: 大潮・波0.26m・北北西2.9m/s(水温23.8℃、凪で好条件)
  • 明日の判定: ○まずまず

今日の東京湾は、曇天ながら海は終日べた凪でした。月齢14.0の大潮で潮がしっかり動き、湾奥から走水・久比里まで広範囲で数が伸びています。特に目立ったのがマアジとタチウオの二枚看板。どちらも17船宿・16船宿という大所帯で出船し、竿頭100本級と50本級がそれぞれ出ました。秋の荒食いシーズンが本格的に立ち上がった1日と言っていいでしょう。

天気曇り
気温21.0℃
水温23.8℃
風北北西 2.9m/s
波0.26m
潮回り大潮(月齢14.0)

北北西2.9m/s、波0.26mという数字は、東京湾では「ほぼ無風・鏡のような海面」に相当します。船酔いの心配がほぼない条件で、テンヤやビシといった繊細な釣りでも仕掛けが素直に立ちました。大潮の下げから上げへの転流が日中に入り、潮止まりの停滞時間が短かったことも数を押し上げた要因です。

水温23.8℃は、9月下旬としては平年並みかやや高めの水準。マアジ・タチウオ・サワラといった回遊性の魚には最も動きやすい帯です。一方でカワハギは20℃台前半まで下がると荒食いに入るため、今日の23.8℃はまだ本番前。カワハギ勢が竿頭17本止まりだったのは、この水温が背景にあります。

逆に言えば、この先1〜2週間で水温が1〜2℃落ちれば、カワハギとアマダイが一気に主役に躍り出る展開です。今日はまだ「夏の魚が粘り、秋の魚が助走に入った」端境期の海でした。

現場の声

今日の展開を最もよく語っているのが、羽田かみやのタチウオ船の記録です。走水方面でスタートし潮は速くなく釣りやすかったものの、魚探に反応が出続けるわりにアタリが遠いテクニカルな時間が続いたとのこと。猿島方面へ移動しても反応は細切れで、乗せ替えを繰り返す苦しい展開でした。

かみや

反応はずっと出ているのにアタリの出方は今ひとつ。終盤になってようやく反応がまとまり始め、上げ潮も効いてきて、手が合った人は連釣する場面もあった。

「上げ潮が効いてから食い出した」という一点が今日のキーワードです。タチウオは潮が動き出すと一気に группを作って浮く魚。船中合計108本のうち、かなりの割合が終盤に集中したと読めます。竿頭25本に対し最低でも8本と差が小さいのも、終盤の入れ食いで下位が追い上げた証拠でしょう。

同じくかみやのマダコ船は、下げ潮時間帯を避ける読みで東側から入るも不発、近場に戻して後半から拾い直して船中23杯。船長自身が「手堅い立ち回りが得策だと思い知った」と振り返っています。大潮でも、タコのような底物は潮が流れすぎない時間帯を丁寧に叩く方が結果が出ました。

船橋えさ政釣船店のカワハギ船は「単発の拾い釣りだが、何度かパタパタと連続する瞬間があった」とコメント。数を伸ばした人はその一瞬で手返しを上げていたとのことで、潮流が安定すれば期待できる段階だと船長は見ています。

魚種別コンディション

マアジ

爆釣
竿頭 102 本 (横浜 黒川本家)
最大 45 cm (政信丸)

アジは竿頭50本で「爆釣」判定ですが、今日は17船宿中8軒がその水準を超える異常な厚み。横浜 黒川本家が竿頭102本、中山丸が99本、政信丸が98本(23〜45cm)、深川吉野屋が96本と横並びです。走水筋は型が良く、巳之助丸は竿頭46本ながら25〜40cmの良型揃い。数を取るなら湾奥・横浜、型なら走水という住み分けが明確でした。

タチウオ

爆釣
竿頭 50 本 (深川吉野屋)
最大 129 cm (深川吉野屋)

タチウオは20本で爆釣基準ですが、今日は16船宿のうち10軒以上が20本超えという圧巻の内容。深川吉野屋が竿頭50本・最大129cmでトップ、中山丸が47本、ひらの丸が40本、石川丸が39本と続きました。深川吉野屋は昨日24本→今日50本でほぼ倍増、中山丸も昨日32本→47本と伸びており、大潮の潮流が効いた前日比プラスが数字にはっきり出ています。一之瀬丸では126cm、鴨下丸で124cmとドラゴン級も複数。

シロギス

好調
竿頭 87 本 (船宿吉野屋)
最大 24 cm (船宿吉野屋)

キスは50本以上で好調、100本で爆釣という基準。船宿吉野屋が竿頭87本(12〜24cm)、長崎屋が82本、須原屋が68本と、湾奥勢が揃って好調域に入りました。最低でも19〜25本を確保しており、ボウズのない安定感が光ります。水温が下がり始めると深場へ落ちる魚ですが、23.8℃ならまだ浅場で数が出る時期です。

カワハギ

好調
竿頭 17 本 (山下丸)
最大 31.5 cm (巳之助丸)

竿頭17本はカワハギとして好調の水準です。山下丸が17本、えさ政釣船店が16本(14〜26cm)、巳之助丸が15本で最大31.5cmの肝パン良型を記録。ただし各船とも下位は0〜2本と差が大きく、拾い釣りの色が濃い展開でした。水温が下がる10月に入れば一段ギアが上がる魚種です。

サワラ

まずまず
竿頭 13 本 (吉久)
最大 88 cm (深川吉野屋)

吉久が竿頭13本(55〜83cm)、つり幸が11本で船中43本、深川吉野屋が竿頭7本ながら船中46本・最大88cm。昨日の深川吉野屋は船中84本だったので、今日は半減しています。回遊次第で振れ幅が大きいのがこの魚の宿命で、当たれば一撃という博打性の高さは変わりません。

マゴチ

爆釣
竿頭 9 本 (一之瀬丸)
最大 56 cm (新明丸)

マゴチは8本以上で爆釣判定。一之瀬丸が竿頭9本(38〜52cm)で基準を超え、新明丸が竿頭7本で最大56cmの良型を記録しました。両船とも最低1本は確保しておりボウズなし。水温23.8℃はマゴチの活性帯ど真ん中で、シーズン終盤ながらまだ十分に狙える状況です。

ショウサイフグ

まずまず
竿頭 22 本 (野毛屋)
最大 38 cm (野毛屋)

野毛屋が竿頭22本(18〜38cm)で好調域。全員5本以上とボウズなしでまとまりました。一方新明丸は竿頭11本で下位は0本と、一昨日の竿頭24本から半減。同じフグでも金沢八景側に分があった1日です。

船宿スコアボード

船宿マアジタチウオシロギスその他
横浜 黒川本家竿頭102———
深川吉野屋竿頭96竿頭50—サワラ船中46
中山丸竿頭99竿頭47——
政信丸竿頭98(〜45cm)———
船宿吉野屋—竿頭37竿頭87カワハギ竿頭9
一之瀬丸竿頭53竿頭34—マゴチ竿頭9・スルメ31
かみや—竿頭25(船中108)—マダコ竿頭6(船中23)
山下丸竿頭77(24〜38cm)——カワハギ竿頭17
長崎屋——竿頭82マダコ竿頭6
豊国丸———マダイ10本

MVP: 本日最も好成績を収めた船宿

複数魚種を抱える船宿の総合力では一之瀬丸が突出しました。アジ53本、タチウオ34本、マゴチ9本、スルメイカ31本、マダコ6本と5魚種すべてで合格点。単一魚種の到達点では横浜 黒川本家の102本が本日最高値で、しかも最低が41本という底の高さを評価してMVPとしました。竹岡の豊国丸はマダイ10本と、マダイ基準(5本で爆釣)を大きく超える内容です。

明日と今後7日間の予報

明日26日(土)は大潮2日目。風が最大7.8m/s(平均6.2)とやや強まり、波は0.36m止まりですが降水確率86%と雨模様です。判定は「○まずまず」。風速から見て出船に支障はなく、潮は今日と同じく大きく動くため、タチウオとアジは今日の勢いを引き継ぐ公算が高いと読めます。いなの丸は「明日は予約6名でガラガラ」と告知しており、土曜としては珍しく釣り座に余裕がある状況です。

27日(日)は風5.3m/s・平均3.0とぐっと落ち着き、大潮最終日。週末を1日選ぶなら日曜が本命です。28日(月)は波0.88mと今週最大まで上がるため注意が必要。29日以降は風4m/s前後・波0.5m以下の穏やかな日が続き、特に30日(水)は風平均1.8m/s・降水46%と今週最良のコンディションが期待できます。

日付気温風波潮判定
9/26(土)20.1〜22.2℃7.8m/s0.36m大潮○まずまず
9/27(日)20.6〜23.8℃5.3m/s0.34m大潮○まずまず
9/28(月)23.3〜25.1℃6.1m/s0.88m中潮△要注意
9/29(火)20.5〜23.4℃4.1m/s0.48m中潮◎釣り日和
9/30(水)21.5〜24.5℃3.8m/s0.38m中潮◎釣り日和
10/1(木)20.7〜24.1℃9.5m/s0.40m中潮△要注意

次の釣行プラン

おすすめ: 9/27(日) × タチウオ

風5.3m/s・波0.34m、大潮最終日で潮が素直に効く日です。今日のかみや船長のコメントにあったとおり、上げ潮が効き始めるタイミングで反応がまとまりました。27日はフィーディングタイムが14:09〜16:09と午後にかかるため、午後船・午後便の狙い目が明確。深川吉野屋の昨日24本→今日50本という伸びを見る限り、群れは湾奥にしっかり入っています。

おすすめ船宿: 深川吉野屋 / 中山丸

おすすめ: 9/30(水) × マアジ

風平均1.8m/s・波0.38m・降水46%と今週最良の凪。中潮で潮が緩みすぎない点も好材料です。数狙いなら横浜 黒川本家や粂丸の横浜勢、40cm級の大型狙いなら政信丸の走水が本線になります。

おすすめ船宿: 政信丸

様子見推奨: 9/28(月)

波が0.88mと今週最大まで上がり、降水確率も89%。潮も中潮に切り替わり、大潮のような強い流れは期待しにくくなります。テンヤやビシの繊細な釣りには不利な日で、無理に出るより29日・30日の凪に合わせるのが得策です。

出船時刻・予約は各船宿にご確認ください。最新の海況は予報ページで。初めての方は入門ガイドをチェック。

朝の追記(12:56)

出船情報が更新されました。